今回のブログ記事は、ビレッジハウスの「メリット」と「デメリット」について、実際に3年半住んでみた私が紹介します。
ビレッジハウスとは、国の事業で建てられた雇用促進住宅を買い取ってリノベーションした賃貸マンションのことです。
「敷金礼金なし」「家賃が安い」「ペット可」などの魅力的なメリットが揃っています。
一方で「建物が古い」「短期解約に違約金がかかる」などのデメリットもあります。
ビレッジハウスに住んでみたいけど「メリット」「デメリット」から検討したい方は、ぜひこのブログ記事を参考にしてくださいね。
ビレッジハウスのメリットとは?
ビレッジハウスに3年半住んでみた経験から、メリット10個を紹介します。
- 敷金・礼金・仲介手数料・更新料が無料
- 家賃が安い
- 初期費用が安い
- キャッシュバックやフリーレントがある
- 審査が甘い
- コンクリート造で防音性が高い
- 一人暮らしからファミリー世帯も住める
- ペット可もある
- リノベーション済み
- 友達紹介制度がある
敷金・礼金・仲介手数料・更新料が無料
ビレッジハウスでは、敷金や礼金などの初期費用がかからないだけでなく、仲介手数料や更新料も無料です。
これは、ビレッジハウスが自社で管理しているため、仲介業者やオーナーとのやりとりが不要だからです。
敷金や礼金は一般的に家賃の1~2ヶ月分、仲介手数料は家賃の0.5~1ヶ月分、更新料は家賃の1~2ヶ月分かかることが多いので、これらが無料になると初期費用などを大幅に節約できるのでメリットとなります。
家賃が安い
ビレッジハウスの家賃は、同じエリアや同じ間取りの物件と比べても安いので大きなメリットとなります。
例えば、東京都内の2DK~3DKタイプの物件であれば、ビレッジハウスでは4~6万円台が多いのに対し、一般的な物件では7~10万円台が多いです。
ビレッジハウスは雇用促進住宅だったため、建設費や土地代が安く抑えられているのが家賃が安い理由です。
初期費用が安い
ビレッジハウスでは、敷金や礼金、仲介手数料が無料なので初期費用がとても安く抑えられます。
さらに家賃も安いため、一般的な物件で10万円以上かかる初期費用でも、ビレッジハウスなら数万円以下に抑えられます。
さらに、キャッシュバックやフリーレントのキャンペーンを利用すれば、初期費用数千円で引っ越すことも可能です。
私が実際に支払った初期費用は6,770円でした。
キャッシュバックやフリーレントがある
ビレッジハウスでは、入居時に「キャッシュバック」や「フリーレント」という特典がある場合があります。
キャッシュバックとは、初回引き落としの家賃から最大30,000円が割り引かれるキャンペーンです。
フリーレントとは、一か月分の家賃が無料になるキャンペーンです。
これらのキャンペーンを併用して日割り家賃だけ支払えば、2か月分無料で住むことも可能なので初期費用や家賃をさらに節約できます。
審査が甘い
ビレッジハウスの入居審査は他の物件よりも甘いため、収入が少ない人にとって大きなメリットとなります。
年収や勤務年数が少ない人、学生やフリーランス、外国人などの入居が難しいとされる人でも入居できる可能性が高いです。
また、連帯保証人が不要なので、頼める身寄りがいない場合にも住みやすい賃貸マンションです。
ビレッジハウスは自社で管理しており、審査基準を独自に設定できるため審査が甘い設定となっています。
一人暮らしからファミリー世帯も住める
ビレッジハウスは一人暮らし用の1Kや1DKだけでなく、ファミリー世帯用の2DKや3DKなどの間取りも数多くあります。
条件に合わせて間取りを探せるので、一人暮らしからファミリー世帯も住みやすい賃貸マンションです。
ペット可もある
ビレッジハウスでは、ペットを飼える物件もあります。
小動物や鳥だけでなく、小型の犬や猫を飼える物件が用意されています。
ただ、大きさの制限や敷金が必要になるなど条件があるため、入居前に飼えるかどうか確認する必要があります。
コンクリート造で防音性が高い
ビレッジハウスはコンクリート造りの物件が多いです。
コンクリート造りは木造や軽量鉄骨造に比べて防音性が高く、隣人や上下の音は漏れにくい構造となっています。また、コンクリート造りは耐震性や耐火性も高く、安全性も高いです。
リノベーション済み
ビレッジハウスでは、雇用促進住宅という古い建物を買い取ってリノベーションした物件が多いです。
リノベーションとは、内装や設備を新しくしたり、間取りを変えたりすることです。
リノベーション済みの物件は清潔感や快適さが増し、オシャレなデザインや機能性の高い設備もある場合があります。
友達紹介制度がある
ビレッジハウスでは、友達紹介制度という特典があります。
友達紹介制度とは、ビレッジハウスに住んでいる人が友達を紹介して入居させると、紹介者と紹介された人の両方にQUOカードやフリーレントがプレゼントされるキャンペーンです。
上手に使えばビレッジハウス生活をお得にできるキャンペーンなので是非参加してみてください。
ビレッジハウスのデメリットとは?
ビレッジハウスに3年半住んでみた経験から、デメリット10個を紹介します。
- 建物が古い
- マナーが悪い
- 治安が悪い
- 外国人が多い
- うるさい
- 貧乏くさい
- エレベーターがない
- ニオイが多い
- 問い合わせ窓口が繋がらない
- 退去費用が高い
建物が古い
ビレッジハウスは雇用促進住宅をリノベーションしているため築年数が古い物件が多く、設備や内装が劣化している場合があります。
例えば、劣化しやすいお風呂場や台所などの水回りは、内見でしっかりと確認しておく必要があります。
また、カビや虫が発生しやすいため、定期的な換気や掃除が必要になります。
外国人が多い
ビレッジハウスは外国人にも対応しており、外国人の入居者も多くいます。
外国人と交流を深めたい場合にはメリットにもなりますが、言葉や文化の違いからコミュニケーションがとれなかったり、トラブルになったりすることもあるためデメリットになり得ます。
マナーが悪い
ビレッジハウスは審査が緩く、幅広い属性の人を受け入れています。そのため、マナーの悪い住民が多いという口コミがあります。
例えば、ゴミ出しルールを守らなかったり、深夜の出入りや騒音トラブル、ペットを飼って迷惑をかけたりする人がいることもあります。
これらトラブルはビレッジハウスに限った話ではないですが、さまざまな人が集まる集合住宅なので仕方がない部分もあるかと思います。
セキュリティが弱い
ビレッジハウスは、家賃が安く立地が良い物件が多いですが、その反面、住宅街から離れた郊外にあることもあります。
ビレッジハウスには防犯カメラやオートロックなどのセキュリティ設備がない物件も多く、安心感に欠けることもあります。
うるさい
ビレッジハウスはコンクリート造なので防音性に優れています。
それでも、人の声や生活音が聞こえてくることは多々あります。
特にドアの開け閉めは良く響いて聞こえてくるので、人の生活音が気になる場合はビレッジハウスやその他団地はおすすめできません。
貧乏くさい
ビレッジハウスは、家賃が安く敷金礼金なしという条件が魅力的ですが、その反面、貧乏くさいというイメージから「住みたくない」「恥ずかしい」といった口コミもあります。
例えば、建物や部屋が古く汚かったり、設備や内装が安っぽかったりします。
実際、家賃が近隣物件と比べて安いので、貧乏くさいと思われるのは仕方ないかもしれません。
エレベーターがない
ビレッジハウスは、築年数が古い物件が多く、エレベーターがない物件も多くあります。
これは、高層階に住む場合や荷物が多い場合に不便です。
私はエレベーターのない5階に住んでいましたが、引っ越しや重い買い物をした時は大変でした。
ニオイが多い
ビレッジハウスは集合住宅なので、さまざまな人たちが生活しています。
洗濯のニオイや料理のニオイなど、さまざまなニオイが部屋に入り込みます。
未だにベランダを使ってタバコを吸う人もいるため、ニオイが苦手な人はビレッジハウスやその他団地はおすすめできません。
問い合わせ窓口が繋がらない
ビレッジハウスは、管理会社との連絡が取りにくいという口コミがあります。
例えば、問い合わせ窓口に電話しても繋がらなかったり、トラブル解決できなかったりすることもあるようです。
私自身も何度か電話したことがありますが、混みあって繋がりにくいことはありました。ただ、対応が悪かったことはなかったので、お願いしたい内容によるかと思われます。
退去費用が高い
ビレッジハウスは、入居時に敷金礼金なしという条件が魅力的ですが、その一方で、退去時に費用が高くなることもあります。
例えば、クリーニング費や原状回復費用などが高額になる場合があります。 また、2年以内に退去する場合に違約金が発生するので注意が必要です。
私が実際に支払った退去費用は50,668円でした。
ビレッジハウスのメリットとデメリットのまとめ
ビレッジハウスのメリットとデメリットについて、実体験を基に紹介しました。
ビレッジハウスは、家賃が安く敷金礼金なしという条件が魅力的な物件です。
一方で、うるさい、貧乏くさい、エレベーターがない、ニオイが多い、問い合わせ窓口が繋がらない、退去費用が高いなどのデメリットもあります。
これらのデメリットに耐えられるかどうかは、個人の価値観や生活スタイルによって異なります。
ビレッジハウスに住むかどうかを決める際には、私が紹介したメリットとデメリットをよく比較検討してみてくださいね。