「ビレッジハウスの退去費用が高いから払えない」という口コミや評判をよく目にしますが、それには理由があります。
私自身、実際にビレッジハウスの退去費用を支払った経験があるため、その費用が「50,668円」と高額になったことを理解しています。
今回は、「ビレッジハウスの退去費用が高額な理由」について解説し、「退去費用をできるだけ安くするためのポイント」を紹介します。
ビレッジハウスに入居し、将来的に退去する可能性がある場合は、ぜひ参考にしてください。
ビレッジハウスの退去費用が高い理由とは?
ビレッジハウスの退去費用が高い理由は、主に以下の3つが挙げられます。
短期解約の違約金とは?
ビレッジハウスは、入居から2年以内に解約する場合には違約金が発生します。
解約時期によって異なり、入居~1年目の退去の場合は家賃3か月分、1年目~2年目の退去の場合は家賃2か月分の違約金が課せられます。
短期解約する場合、退去費用が高額になることに注意が必要です。
室内クリーニング費用とは?
ビレッジハウスの退去時には、専門業者による室内クリーニング費用を支払う必要があります。
費用は1m2あたり1,210円(税込)となっています。
退去する部屋が綺麗であってもクリーニング費用は必ず支払わなければならないため、退去費用が高額になる原因の1つとなります。
原状回復費用
ビレッジハウスの入居者は、退去時に原状回復費用を現金で支払う必要があります。
原状回復とは、部屋を入居時の状態に戻すことで、自分の責任のあるキズや汚れに対して支払う費用です。
例えば、ふすまの穴や床・壁のキズなどがに対し請求されることが多いため、数が多くなると原状回復費用は高額になります。
- ビレッジハウスは敷金無料
これらの退去費用は一般的に「敷金」から差し引かれますが、ビレッジハウスは敷金が無料であるため、退去時には費用の全てを負担する必要があります。
クリーニング費用についてしっかりと確認し、原状回復費用を抑えるためにも、入居時には部屋を大切に使うことが退去費用を抑えるために最も大切です。
ビレッジハウスで退去費用を安く抑える方法とは?
ビレッジハウスで退去費用を安く抑えるためには、以下の2つのポイントが重要です。
- 敷金を準備する
ビレッジハウスでは室内クリーニング費用を必ず支払う必要があるため、退去時に備えて敷金を用意することをおすすめします。
敷金無料なので支払う必要はありませんが、貯金などで少しずつ積み立てておくことで安心して退去できます。
- 部屋を綺麗に保つ
ビレッジハウスで退去費用を安くするためには、部屋を綺麗な状態に保つことが大切です。
キズや汚れをつけないように注意し、定期的な掃除を行うことで原状回復費用を抑えることができます。
また、穴や傷などの修復ができないような損傷は、注意深く扱うようにしましょう。
以上の2つのポイントに留意することで、ビレッジハウスでの退去費用を抑えることができます。
また、ビレッジハウスの短期契約が明らかである場合には、退去費用を抑えるために、他の賃貸物件も探してみることをおすすめします。
ビレッジハウスの退去費用が高くならないためにやらない方が良いこと
ビレッジハウスで退去費用を高額にすることのないよう、絶対にやらない方が良いことを紹介します。
私自身、実際にやってしまったことで後悔することが多かったため、その経験をもとに写真を添えて紹介します。

すべての賃貸物件で当てはまるから参考にしてみてね。
ふすまの穴とヨゴレに注意
ビレッジハウスの部屋は主にふすまが使われています。
ふすまは紙でできているため簡単に穴が開いてしまいます。
特に、固い家具の角が当たると、ふすまに穴が開いてしまうことがあります。家具を移動する際は十分な注意が必要です。


ふすまに穴開けちゃいました…
また、ふすまは汚れやヨゴレを吸い取ってしまう素材です。
水分が付着した時には、すぐに拭き取ることをおすすめします。
水拭きができない場合には、湿らせたタオルを乾拭きする方法がありますが、摩擦によってふすまが傷む可能性があるため注意しながら拭き取ってください。


飛び跳ねた謎の汁。
ネジや釘は使わない
ビレッジハウスは雇用促進住宅時代からの古い部屋が多く、多くの部屋には穴が残っている場合があります。
しかし、原状回復費用として費用を請求される可能性があるため、ネジや釘穴は使わない方が賢明です。
一方で、画びょうやピン穴については「通常の損耗」と判断される場合が多く、原状回復費用は請求されないことがあります。しかし、請求される危険性をわざわざ上げる必要はないと考えられます。


入居時に写真を撮っておこう!
両面テープは使わない
ビレッジハウスの壁には、両面テープを使ってポスターや写真などを貼り付けることがあるかもしれません。
しかし、ビレッジハウスの塗装は弱く、両面テープを使用すると簡単に剥がれ落ちてしまうことがあります。
また、両面テープを綺麗に剥がすことができない場合があるため、使用しないことをおすすめします。


ぺりっと簡単にはがれるから気を付けて!
突っ張り棒は使わない
突っ張り棒は一見安定したように見えますが、使用することで壁に傷をつけてしまうことがあります。
服や洗濯物をぶら下げる場合は、物干しスタンドを使用することをおすすめします。


ちょっとしたことで削れちゃうけど拭き掃除はとても簡単。
お風呂場の床に注意
ビレッジハウスのお風呂場の床は、塗装が弱いため剥がれやすいことがあります。

また、足の裏についた塗装が床に付着し、落とすのが難しくなることもあるので注意してください。


がんばって削り落としました!
カビに注意
ビレッジハウスはコンクリート造で湿気がたまりやすく、カビが生えやすい構造となっています。そのため、定期的な換気や掃除が必要です。
特にお風呂場やキッチンなどは水回りの部分は湿度が高く、カビが生えやすい場所です。また、押し入れも換気を怠るとカビだらけになります。
カビが生えた場合は、すぐに対処することが重要です。
カビは健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、放置することは避けましょう。
カビが生えた場合は専門業者に相談するか、市販のカビ取り剤を使用するなどして適切に対処するようにしましょう。
また、カビ対策としては加湿しすぎないように注意することや、風通しを良くすることも有効です。
換気扇を使って空気を循環させたり窓を開けて風を入れたりするなど、適切な換気を心がけましょう。


放っておくと黒カビや白カビだらけになるよ。
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ゴム汚染に注意
車や自転車のタイヤを床に接触させると跡がついてしまいます。
これをゴム汚染と呼び、掃除で落とすことが難しいため注意が必要です。


洗濯機の騒音防止のため防振ゴムを使用していたら跡が付きました。
ビレッジハウスの退去費用が高い理由まとめ
ビレッジハウスの退去費用が高くならないよう、やらない方が良いことを紹介しました。
室内クリーニング費用は必ず支払わなければならない費用ですが、敷金を先に支払うか後に支払うかの違いだと考えるとわかりやすいでしょう。
退去費用が高くなる最も大きな理由は原状回復費用です。換気や清掃をしながら一般的な部屋利用であれば、原状回復費用は0円にすることも可能です。
このブログを参考にすることで、原状回復費用が高くて払えないという問題を予防することができます。ビレッジハウスに限らず、賃貸物件に住む人は是非参考にしてみてください。