「ビレッジハウスの退去費用が高いから払えない」という口コミや評判をよく目にしますが、それには理由があります。
私はビレッジハウスに3年半ほど住み、退去費用「50,668円」を支払いました。
この退去費用が高いか安いかは、人によって受け取り方が違うと思いますが、安く抑えられた方ではないかと私自身は感じています。
今回のブログ記事では「ビレッジハウスの退去費用が高くなる理由」と「退去費用をできるだけ安くするためのポイント」について紹介します。
ビレッジハウスの退去費用が高い理由とは?
ビレッジハウスの退去費用が高くなる理由は、主に以下の4つが考えられます。
- 敷金が無料
- 短期解約の違約金
- 室内クリーニング費用
- 原状回復費用
ビレッジハウスは敷金無料
初期費用となる敷金は、一般的に家賃滞納時の補償や退去費用として使われます。
ビレッジハウスは敷金無料なので、退去時の費用はすべて負担することになるため、退去費用が高くなる場合があります。
ビレッジハウスは短期解約で違約金が発生する
ビレッジハウスは、入居から2年以内に解約する場合には違約金が発生します。
違約金は、入居~1年目の退去の場合は家賃3か月分、1年目~2年目の退去の場合は家賃2か月分を退去費用として支払う必要があります。
ビレッジハウスで短期契約すると退去費用が高くなってしまう点に注意が必要です。
ビレッジハウスの室内クリーニング費用とは?
ビレッジハウスの退去費用として、専門業者による「室内クリーニング費用」を支払う必要があります。
室内クリーニング費用は「1m2あたり1,210円(税込)」となっています。
退去する部屋が綺麗であっても、室内クリーニング費用は必ず支払わなければならないため、退去費用が高くなる理由の1つとなります。
ビレッジハウスの原状回復費用とは?
ビレッジハウスでは、退去時に原状回復費用を現金で支払う必要があります。
原状回復とは、部屋を入居時の状態に戻すことで、自分に責任のあるキズや汚れに対して支払う費用です。
例えば、ふすまの穴や床・壁のキズなどに対し請求されることが多いため、数が多くなると原状回復費用は高くなります。
ビレッジハウスの退去費用が高くならないために
ビレッジハウスの退去費用が高くならないように、換気や清掃など、綺麗な状態を保つことが重要となります。
キズやヨゴレを付けないように注意し、定期的な掃除を行うことで原状回復費用を安く抑えることも可能です。
また、退去費用の負担を減らすため、敷金分のお金を貯めておくこともおすすめです。
ここからは、私が実際にやってしまった部屋のキズやヨゴレについて紹介します。
これをみて、退去費用を安くする方法のヒントになれば幸いです。
- ふすまの穴とヨゴレに注意
- ネジや釘は使わない
- 両面テープは使わない
- 突っ張り棒は使わない
- お風呂場の床に注意
- カビに注意
- ゴム汚染に注意
ふすまの穴とヨゴレに注意
ビレッジハウスの部屋は主にふすまが使われています。
ふすまは紙でできているため簡単に穴が開いてしまいます。
特に、固い家具の角が当たると、ふすまに穴が開いてしまうことがあります。家具を移動する際は十分な注意が必要です。
ふすまに穴開けちゃいました…
また、ふすまは汚れやヨゴレを吸い取ってしまう素材です。
水分が付着した時には、すぐに拭き取ることをおすすめします。
水拭きができない場合には、湿らせたタオルを乾拭きする方法がありますが、摩擦によってふすまが傷む可能性があるため注意しながら拭き取ってください。
飛び跳ねた謎の汁。
ネジや釘は使わない
ビレッジハウスは雇用促進住宅時代からの古い部屋が多く、多くの部屋には穴が残っている場合がありますが、原状回復費用として費用を請求される可能性があるため、ネジや釘穴は使わない方が賢明です。
一方で、画びょうやピン穴については「通常の損耗」と判断される場合が多く、原状回復費用は請求されないことがあります。
しかし、請求される危険性をわざわざ上げる必要はないと考えられます。
元々あった穴は入居時に写真を撮っておこう!
両面テープは使わない
ビレッジハウスの壁には、両面テープを使ってポスターや写真などを貼り付けることもあるかもしれません。
しかし、ビレッジハウスの塗装は弱く、両面テープを使用すると簡単に剥がれ落ちてしまうことがあります。
また、両面テープを綺麗に剥がすことができない場合があるため、使用しないことをおすすめします。
塗装が簡単に剥がれ落ちるから気を付けて!
突っ張り棒は使わない
突っ張り棒は、壁を傷つけることなく安定しているように見えますが、使用することで壁に傷をつけてしまうことがあります。
服や洗濯物をぶら下げる場合は、物干しスタンドを使用することをおすすめします。
突っ張り棒の摩擦でキズが付くよ。
お風呂場の床に注意
ビレッジハウスのお風呂場の床は、塗装が弱いため剥がれやすいことがあります。
また、塗装の一部が足の裏についたまま部屋を歩くと床に付着し、落とすのが難しくなることもあるので注意してください。
退去費用が高くなるかもしれないので頑張って掃除しました!
カビに注意
ビレッジハウスはコンクリート造で湿気がたまりやすく、カビが生えやすい構造となっています。そのため、定期的な換気や掃除が必要です。
特にお風呂場やキッチンなどは水回りの部分は湿度が高く、カビが生えやすい場所です。また、押し入れも換気を怠るとカビだらけになります。
カビが生えた場合は、健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、すぐに掃除することが重要です。
カビが生えた場所の掃除は専門業者に相談するか、市販のカビ取り剤を使用するなどして適切に対処するようにしましょう。
また、カビ対策としては加湿しすぎないように注意することや、風通しを良くすることも有効です。
換気扇を使って空気を循環させたり窓を開けて風を入れたりするなど、適切な換気を心がけましょう。
押し入れの中も定期的に換気することをおすすめします。
ゴム汚染に注意
車や自転車のタイヤを床に接触させると、ゴム跡がついてしまいます。
これを「ゴム汚染」と呼び、掃除で落とすことが難しいため注意が必要です。
洗濯機の騒音防止のため防振ゴムを使用していたら跡が付きました。
ビレッジハウスの退去費用が高い理由まとめ
ビレッジハウスの退去費用が高くて払えない状況にならないよう、入居したらやらない方が良いことを紹介しました。
ビレッジハウスは敷金無料なので初期費用は安くなりますが、退去費用が高くなってしまう場合があります。
退去費用の「室内クリーニング費用」は必ず支払わなければならない費用なので、入居時にいくらになるか確認しておくことをおすすめします。
退去費用が高くなる最も大きな理由は「原状回復費用」です。
自己責任となる部屋のキズやヨゴレには十分注意する必要があります。
私は4,000円の原状回復費用となりましたが、換気や清掃をしながら綺麗に部屋を利用すれば、0円にすることも可能だと思われます。
このブログ記事を参考にして、ビレッジハウスの原状回復費用が高くて払えないという問題にならないよう対策してみてくださいね。