ビレッジハウスとは?

ビレッジハウスの退去費用は高い?解約手続きのやり方や流れ 実際に支払った原状回復について

ビレッジハウスの退去費用は高い?解約手続きのやり方や流れ 実際に支払った原状回復について

ビレッジハウスに3年半住んだ私は、ついに退去することとなりました。

「退去時の解約手続き」や「流れ」、そしてみなさんが一番気になる「退去費用」について詳しく解説します。

結論から言うと、私が実際に支払った退去費用は「50,668円」でした。

以下、ビレッジハウス退去時の解約手順ややり方について紹介しますので、是非参考にしてください。

ビレッジハウスの解約手続きはいつまでにやればいい?

ビレッジハウスの解約手続きには、解約日から1か月前に申し込む必要があります。

4月28日に契約を解約したい場合には、3月28日までに解約手続きを申し込む

また、退去立会(鍵の返却日)については、解約日までの日付で希望日を提出する必要があります。

解約日が退去日になるとは限りませんので注意が必要です。

退去立会が終了すると、契約期間が残っていたとしても部屋に入ることはできなくなります。

ビレッジハウスの退去費用は高い?

ビレッジハウスの退去費用が高額になるのではないかと不安に感じる人もいるかもしれません。

結論から言えば、確かに退去費用が高くなることがあります

その理由の1つとしては、敷金が無料という点が挙げられます。

通常、契約時に支払う敷金は退去時の費用に充てられますが、ビレッジハウスは敷金を無料で提供しているため、退去時に費用を全て負担する必要があります。

その他に退去費用が高くなる理由は特にありません。一般的な賃貸と同様かと思います。

ただし、自分の責任となる床やふすまなど部屋の傷や汚れがある場合には、修理やクリーニング費用が退去費用に加算されることがあります。

ですが、自分自身が部屋を綺麗に使用していれば、費用が高くなる心配はありません。つまり、退去費用を安くするためには、小まめな換気や清掃など部屋をきれいに使用することが大切です。

ビレッジハウスの退去費用について

ビレッジハウスの退去費用は大きく分けると2つあります。

退去費用

  • 室内クリーニング費用
  • 原状回復費用

室内クリーニング費用

室内クリーニング費用とは、退去後に専門業者が部屋を掃除するための費用のことです。

ビレッジハウスに限らず、賃貸住宅では「退去時に室内クリーニング費用を支払う」という契約が存在することがあります。

私が住んでいたビレッジハウスでも、退去時には室内クリーニング費用を支払うことが契約書の「特約事項」に明記されていました。

例:私のビレッジハウス契約書内容

特約事項及び特記事項

  • 乙は明渡しの際の室内クリーニング費用として、契約期間や汚損の程度に関わらず、1m2当たり1,100円(税込1,210円)を負担するものとする。
  • 室内クリーニングは、甲又は甲が指定した業者が行うものとし、乙自らが行うことはできないものとする。

特約は「特別に約束された契約内容」です。ビレッジハウスの場合は主に退去時の費用や解約時の違約金などについて記載されています。

室内クリーニング費用は、退去時に必ず支払わなければならない費用です。

金額は「1平方メートル当たり1,100円税込1,210円)」となっておりますが、地域や各ビレッジハウスによって異なる場合があるため契約書をよく確認することが重要です。

私が支払った室内クリーニング費用は40,668円でした。詳しくはブログの下の方で解説しています。

原状回復費用

原状回復費用とは、入居者が借りたビレッジハウスの部屋を入居時の状態に戻すために必要な費用のことです。

この費用は、ビレッジハウスに限らず一般的な賃貸住宅でも必要とされる費用です。

基本的に、入居者が責任を持つ傷や汚れに対して発生する費用です。

例えば、「不注意で穴をあけてしまった」「家具を引きずって傷をつけてしまった」といった場合に該当します。

一方、入居者に責任のない傷や汚れについては、原状回復費用は発生しません

私が支払った原状回復費用は4,000円でした。詳しくはブログの下の方で解説しています。

ビレッジハウスの違約金について

ビレッジハウスでは、短期契約において違約金が発生する場合があります。

2年以内の短い期間しか契約しないことが分かっている場合は、ビレッジハウスの契約はお勧めできません。

違約金について

  • 12ヶ月未満の解約: 家賃等3ヶ月分
  • 24ヶ月未満の解約: 家賃等2ヶ月分

駐車場にも違約金が発生します。

また、解約手続き完了後、解約日の変更や解約の撤回はできません

解約日までに部屋の明渡しができないと、損害金を請求される可能性があるので注意してください。

ビレッジハウスの解約・退去までの流れ

ビレッジハウスの解約・退去の流れは以下の通りです。

退去の流れ

  • ビレッジハウスに賃貸契約解約の電話をする
  • メールから電子署名で解約手続きを行う
  • 退去費用の支払い
  • 退去立会、原状回復費用の支払い、鍵の返却
  • 退去

ビレッジハウスの解約手続きはメールで完結できます。

ビレッジハウス契約時にメールでやり取りしていればメールアドレスを改めて伝える必要はないと思いますが、念のため送受信できるメールアドレスを用意しておくことをおすすめします。

ビレッジハウスに解約の電話をする

ここからは、私が実際に行ったビレッジハウスの解約手続きや退去までの流れについて紹介します。

まず、ビレッジハウスに電話で賃貸契約の解約意思を伝えます。

ビレッジハウスの担当者からは、解約手続きをメールで行うことを提案される場合があります。

ビレッジハウスでは、電子契約システム「Docusign(ドキュサイン)」を導入しており、解約手続き書類を郵送することなくメールだけで完結することができます。

このシステムを利用することで手続きが簡単になるため、多くの入居者に利用されています。

電話口で、解約の理由などについて簡単なアンケート感覚で聞かれます。適当でも大丈夫です。

メールで解約手続きを行う

私が行った解約手続きは、メールで電子契約システム「Docusign(ドキュサイン)」を利用して手続きを行いました。

メール以外の解約手続きには、郵送での手続きが必要になります。郵送の具体的な手続き方法についてはビレッジハウスに問い合わせてみてください。

メール手続きを行う場合は、ビレッジハウスから「【電子申込】ビレッジハウス○○ 解約申込について」というメールが届きます。このメールの案内に従って、「文章の確認」から手続きを行ってください。

ビレッジハウス メールで解約手続きのやり方

メール内容

弊社では、電子契約システム「Docusign(ドキュサイン)」を導入しております。
解約のお申し込みも電子署名での手続きが可能でございます。
「文書の確認」「続行」と進めていただき、解約通知書画面で電子署名を行い、必要事項をすべてご入力下さい。
最後に「完了」を押していただくと手続き完了となります。
署名の有効期限は3日でございます。期限を過ぎると使用出来なくなりますのでご注意ください。

「Docusign(ドキュサイン)」の署名のやり方

「文書の確認」から「Docusign(ドキュサイン)」を開いて、「解約通知書」の必要事項を全て記入していきます。

ビレッジハウス メールで解約手続きのやり方 Docusign(ドキュサイン) 解約通知書

解約通知書の必要事項

  • 解約日:最短1か月後
  • 解約理由:適当に選択
  • 契約者名
  • 連絡先
  • 転居先住所:未定の場合は決まり次第連絡
  • 返金先口座:敷金等の返金先
  • 退去立会希望日:鍵を返却するため、以降部屋に入れません

入力内容に間違いないことを確認してから提出してください。解約通知書提出後は、解約日の変更・解約の撤回を行うことはできません

ビレッジハウスの退去費用の支払い

解約通知書を提出すると、約1週間程度で「解約に伴うご請求書」が届きます。

この書類には退去立会の流れや請求金額、振込先などが記載されています。

ちなみに、私の場合の請求額は「46,668円」でした。

退去立会日の3営業日前までに、請求金額を指定の振込口座へ振り込む必要があります。

  • 請求額の内訳
項目名金額
解約違約金(賃料)0円
解約違約金(駐車場)6,000円
クリーニング費用40,668円
未払い賃料0円
請求額合計46,668円

駐車場は途中解約であったため2か月分の違約金が発生しました。クリーニング費用については、「1,210円×33.61m2=40,668円」となりました。

ビレッジハウスの退去立会

ビレッジハウスの退去立会までには、荷物はすべて部屋から出しておく必要があります。

室内クリーニング費用は支払うことになっているため過度な掃除は必要ありませんが、最低限の掃除を済ませておくと原状回復費用について良い影響があるかもしれません。

私は徹底的に掃除しました。

退去立会当日には、「印鑑」と「オリジナルの鍵」を持っていく必要があります。忘れずに持っていきましょう。

ビレッジハウスの鍵について

ビレッジハウスの鍵は、入居時にオリジナル3本渡されるかと思います。返却時もオリジナル3本必要で合鍵は不可となります。1本でも失くすと鍵交換となり、退去立会で13,000円ほどの費用が必要となります。

そして、退去立会で最も重要なのが「原状回復費用の現金支払い」です。

原状回復が必要な箇所は、管理人が指摘します。各箇所の単価については、マニュアル化されているので一覧表を持っていました。

取合襖の新設は1枚21000円、張替は1枚5000円、押入襖の新設は1枚14000円、張替は1枚4000円、天袋襖の新設は1枚12000円、張替は1枚3000円、襖下地の補修は1枚5000円、襖枠の取替は1式4500円。です。壁は(落書き、シミ、カビ、腐食、油汚れ、擦り傷、切り傷、シール跡)なら1ヘーホーm2000円。穴の補修なら10000~8000円。です。

Yahoo!知恵袋より

さすがに単価一覧表を写真撮らせてとは言えませんでした…

私が実際に支払った原状回復費用は「4,000円」でした。

ビレッジハウス 解約の流れ 実際に支払った退去費用 原状回復費用は高い?

ふすまに穴を開けてしまったため、その張替え費用のみでした。

ビレッジハウス 原状回復費用は高い? ふすまの張替え 現金 単価

3年半住んでいたビレッジハウスで原状回復費用が4,000円で済んだのは、小まめな換気と掃除、そして管理人さんの理解のおかげだと思います。

正直、私が管理人なら原状回復費用を請求しているだろうな~という箇所は何箇所かありました。

逆に言えば、管理人さんのさじ加減一つで金額が大きく変わることもあり得ます。

ビレッジハウスに住んでいると管理人さんとは顔を合わせる機会が多いため、原状回復を安く済ませる方法などを普段から聞いておくと、良い影響があるかもしれません。

最後に鍵を返却し、退去立会のサイン・印鑑をすれば、退去立会完了となります。以降、部屋に戻ることはできないので、忘れ物が無いように注意してください。

ビレッジハウスの解約

退去立会いが終わった後、解約日をもってビレッジハウスとの契約が解除されます。

退去日から1~2週間ほどで「最終清算書」が送られてくるとのことですが、私のところにはまだ届いていません。届き次第、追記いたします。

ビレッジハウスの解約手続きと流れについてのまとめ

ビレッジハウスの解約手続きや流れについてご紹介しました。

ビレッジハウスでは敷金が無料なので、退去時にはすべての費用を負担しなければいけません。

特に、必ず必要になる「室内クリーニング費用」と「原状回復費用」は、退去前に十分確保しておくことをおすすめします。

私が実際に支払った退去費用は、室内クリーニング費用が「40,668円」、原状回復費用が「4,000円」で、合計で「50,668円」でした。

ビレッジハウスの退去費用は高いという噂がありましたが、私が住んでいた期間である3年半を考慮すると、それほど高額ではなかったと感じました。

ビレッジハウスの解約手続きや退去費用について気になる方は、この記事を参考に、綺麗にお部屋を利用することをおすすめします。

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