ビレッジハウスの退去費用は高い?解約手続きのやり方や流れ 実際に支払った原状回復について

ビレッジハウスの退去費用は高い?解約手続きのやり方や流れ 実際に支払った原状回復について

ビレッジハウスに3年半住みましたが、ついに退去することとなりました。

今回のブログ記事では、ビレッジハウスの「退去時の解約手続きのやり方」や「退去の流れ」、そしてみなさんが一番気になる「退去費用はいくら支払ったのか」「いつ払うのか」について詳しく紹介します。

結論から言うと、私が実際に支払った退去費用は「50,668円」でした。

退去費用の内訳や原状回復として指摘されたのはどのような箇所だったのか?気になる方はぜひ参考にしてみてください。

目次

ビレッジハウスの解約手続きはいつまでにやればいい?

ビレッジハウスの解約手続きは、解約日の1か月前までに申請する必要があります。

また、退去立会(鍵の返却日)については、解約日の前の日付で希望日を申請する必要があります。

解約手続き例

3月25日に退去したい場合、解約日を3月26日以降にし、2月26日までに解約手続きをする

退去日と解約日が同じ日にならない点に注意してください。

退去立会(鍵の返却)が終了すると、契約期間が残っていても部屋に入ることはできなくなります。

ビレッジハウスの退去費用は高い?

ビレッジハウスで暮らしている方の中には、退去費用が高額になるのではないかと不安に感じる方もいるかもしれません。

結論から言えば、確かに退去費用が高くなることがあります。

その理由の1つとしては、ビレッジハウスは「敷金が無料」という点が挙げられます。

通常、初期費用で支払う敷金は退去費用に充てられますが、ビレッジハウスは敷金を無料で提供しているため、退去費用を全て負担する必要があります。

退去費用は、自分の責任となる部屋の傷や汚れがある場合に、原状回復やクリーニング費用として高くなる場合があります。

退去費用を安く抑えるためには、小まめな換気や清掃など部屋をきれいに使用することが重要となります。

初期費用が安い分、退去費用が高くなる可能性があるということですね。

ビレッジハウスの退去費用はいくら?

ビレッジハウスの退去費用は、大きく分けて2つあります。

ビレッジハウスの退去費用
  • 室内クリーニング費用
  • 原状回復費用

室内クリーニング費用

室内クリーニング費用とは、退去後に専門業者が部屋を掃除するための費用のことです。

ビレッジハウスに限らず、賃貸住宅では「退去時に室内クリーニング費用を支払う」という契約が存在することがあります。

私の住んでいたビレッジハウスでも、退去時には室内クリーニング費用を支払うことが契約書の「特約事項」に明記されていました。

ビレッジハウス特約事項及び特記事項
  • 乙は明渡しの際の室内クリーニング費用として、契約期間や汚損の程度に関わらず、1m2当たり1,100円(税込1,210円)を負担するものとする。
  • 室内クリーニングは、甲又は甲が指定した業者が行うものとし、乙自らが行うことはできないものとする。

特約とは「特別に約束された契約内容」です。ビレッジハウスの場合は主に退去時の費用や解約時の違約金などについて記載されています。

室内クリーニング費用は、退去時に必ず支払わなければならない費用です。

自分で掃除したからといって安くなることはありません。

金額は「1平方メートル当たり1,100円(税込1,210円)」となっていますが、地域や各ビレッジハウスによって異なる場合があるため、契約書をしっかりと確認することが重要です。

私が支払った室内クリーニング費用は40,668円でした。詳しくはこのブログ記事の下の方で解説しています。

原状回復費用

原状回復費用とは、住んでいたビレッジハウスの部屋を、入居時の状態に戻すために必要な費用のことです。

この原状回復費用は、ビレッジハウスに限らず一般的な賃貸住宅でも必要とされる費用です。

基本的に、入居者が責任を持つ傷や汚れに対して発生する費用です。

例えば、「不注意で穴をあけてしまった」「家具を引きずって傷をつけてしまった」といった場合に該当します。

一方、入居者に責任のない傷や汚れについては、原状回復費用は発生しません。

私が支払った原状回復費用は4,000円でした。詳しくはこのブログ記事の下の方で解説しています。

ビレッジハウスの違約金はいくら?

ビレッジハウスでは、短期契約において違約金が発生する場合があります。

2年以内の短い期間しか契約しないことが分かっている場合は、ビレッジハウスの契約は慎重に検討しましょう。

ビレッジハウスの違約金
  • 12ヶ月未満の解約: 家賃等3ヶ月分
  • 24ヶ月未満の解約: 家賃等2ヶ月分

駐車場契約にも違約金が発生します。

ビレッジハウスの解約手続き完了後、解約日の変更や解約の撤回はできません。

解約日までに部屋の明渡しができないと、損害金を請求される可能性があるので注意しましょう。

ビレッジハウスの解約手続きから退去までの流れ

ここからは、私が実際に行ったビレッジハウスの解約手続きと退去までの流れについて紹介します。

退去費用を「いつ払うのか」「いつまでに支払うのか」もしっかりと確認してくださいね。

解約手続きから退去までの流れ
  1. ビレッジハウスに賃貸契約解約の電話をする
  2. メールから電子署名で解約手続きを行う
  3. 退去費用の支払い
  4. 退去立会、原状回復費用の支払い、鍵の返却
  5. ビレッジハウスの解約

ビレッジハウスの解約手続きは、メールで完結できます。

ビレッジハウスに賃貸契約解約の電話をする

ビレッジハウスに電話で賃貸契約の解約意思を伝えます。

電話口で、解約の理由などについて簡単なアンケート感覚で聞かれますが、適当でも大丈夫です。

ビレッジハウスの担当者からは、解約手続きをメールで行うことを提案される場合があります。

ビレッジハウスでは、電子契約システム「Docusign(ドキュサイン)」を導入しており、解約手続き書類を郵送することなくメールだけで完結することができます。

このシステムを利用することで手続きが簡単になるため、多くの入居者に利用されています。

メールから電子署名で解約手続きを行う

私が実際に行ったビレッジハウスの解約手続きは、電子契約システム「Docusign(ドキュサイン)」を利用してメールで手続きを行いました。

メール以外の解約手続きには、郵送での手続きが必要になります。郵送の具体的な手続き方法についてはビレッジハウスに問い合わせてみてください。

メール手続きを行う場合は、ビレッジハウスから「【電子申込】ビレッジハウス○○ 解約申込について」というメールが届きます。

このメールの案内に従って、「文章の確認」から手続きを行ってください。

ビレッジハウス メールで解約手続きのやり方
メール内容

弊社では、電子契約システム「Docusign(ドキュサイン)」を導入しております。
解約のお申し込みも電子署名での手続きが可能でございます。
「文書の確認」「続行」と進めていただき、解約通知書画面で電子署名を行い、必要事項をすべてご入力下さい。
最後に「完了」を押していただくと手続き完了となります。
署名の有効期限は3日でございます。期限を過ぎると使用出来なくなりますのでご注意ください。

「Docusign(ドキュサイン)」の署名のやり方

「文書の確認」から「Docusign(ドキュサイン)」を開いて、「解約通知書」の必要事項を全て記入していきます。

ビレッジハウス メールで解約手続きのやり方 Docusign(ドキュサイン) 解約通知書
解約通知書の必要事項
  • 解約日:最短1か月後
  • 解約理由:適当に選択
  • 契約者名
  • 連絡先
  • 転居先住所:未定の場合は決まり次第連絡
  • 返金先口座:敷金等の返金先
  • 退去立会希望日:鍵を返却するため、以降部屋に入れません

入力内容に間違いないことを確認してから提出してください。解約通知書提出後は、解約日の変更・解約の撤回を行うことはできません。

ビレッジハウスの退去費用の支払い

解約通知書を提出すると、約1週間程度で「解約に伴うご請求書」が届きます。

この書類には退去立会の流れや請求金額、振込先などが記載されています。

私の請求額は「46,668円」でした。

退去費用の請求額の内訳は、以下のとおりです。

項目名金額
解約違約金(賃料)0円
解約違約金(駐車場)6,000円
クリーニング費用40,668円
未払い賃料0円
請求額合計46,668円

クリーニング費用の内訳は「1,210円×33.61m2=40,668円」でした。

退去立会日の3営業日前までに、請求金額を指定の振込口座へ振り込む必要があります。

支払いが遅れると、遅延損害金が発生する可能性があるため、注意しましょう。

原状回復費用は退去立会の日に支払います。

ビレッジハウスの退去立会

ビレッジハウスの退去立会の日までに、部屋からすべての荷物を搬出しておく必要があります。

掃除については、「室内クリーニング費用」は必ず支払うため過度な掃除は必要ありませんが、最低限の掃除を済ませておくと、原状回復費用について良い影響があるかもしれません。

私は徹底的に掃除しました。

退去立会の当日には、以下のものを忘れずに持っていきましょう。

退去立会の持ち物
  • 印鑑
  • オリジナルの鍵
  • 現金

ビレッジハウスの鍵は、入居時にオリジナル3本渡されるかと思います。

返却時もオリジナル3本必要で合鍵は不可となります。

1本でも失くすと鍵交換となり、退去立会で13,000円ほどの退去費用が必要となります。

退去立会で最も重要なのが、原状回復費用の現金支払いです。

原状回復が必要な箇所は管理人が指摘し、各箇所の単価についてはマニュアル化された一覧表があります。

原状回復費用の単価の例:Yahoo知恵袋より

取合襖の新設は1枚21000円、張替は1枚5000円、押入襖の新設は1枚14000円、張替は1枚4000円、天袋襖の新設は1枚12000円、張替は1枚3000円、襖下地の補修は1枚5000円、襖枠の取替は1式4500円。です。壁は(落書き、シミ、カビ、腐食、油汚れ、擦り傷、切り傷、シール跡)なら1ヘーホーm2000円。穴の補修なら10000~8000円。です。
Yahoo知恵袋より

原状回復費用は、ビレッジハウスの地域や物件によって異なる場合があります。

私が実際に支払った原状回復費用は「4,000円」でした。

ビレッジハウス 解約の流れ 実際に支払った退去費用 原状回復費用は高い?

ふすまに穴を開けてしまったため、その張替え費用のみでした。

ビレッジハウス 原状回復費用は高い? ふすまの張替え 現金 単価 いつ払う

3年半住んでいたビレッジハウスで原状回復費用が4,000円で済んだのは、他の賃貸と比べてもかなり安い方ではないでしょうか?

正直、原状回復を請求されても仕方ない箇所は他にもいくつかありましたが、管理人さんの理解のおかげで安く抑えることができました。

逆に言えば、管理人さんのさじ加減一つで金額が大きく変わることもあり得ます

ビレッジハウスに住んでいると管理人さんとは顔を合わせる機会が多いため、原状回復を安く済ませる方法などを普段から聞いておくと、良い影響があるかもしれません。

最後に鍵を返却し、退去立会のサイン・印鑑を押せば、退去立会完了となります。

以降、部屋に戻ることはできないので、忘れ物が無いように注意してください。

ビレッジハウスの解約と返金

退去立会が終わり、解約日をもってビレッジハウスとの契約が解除されます。

退去日から1~2週間ほどで「解約に伴う最終清算書」が送られてきます。

ビレッジハウス 解約に伴う最終清算書 日割り 返金

「解約に伴う最終清算書」には、最終的な「受領額合計(A)」と「請求額合計(B)」が記載されています。

「受領額合計(A)」は家賃や支払い済みの退去費用など、「請求額合計(B)」には解約月の日割り家賃や退去費用の請求額が記載されています。

家賃は前払いで支払っているため、解約月の日割り家賃との差額が返金されます。

私の場合は2,150円が日割り家賃分の返金額で、返金日に指定した銀行口座に振り込まれていました。

ビレッジハウスの解約手続きと退去費用のまとめ

ビレッジハウスの解約手続きと退去費用について紹介しました。

ビレッジハウスの退去費用は「高い」「払えない」といったネガティブな口コミ・評判も見かけます。

ビレッジハウスは敷金が無料なので初期費用は安く済みますが、退去費用は高くなってしまう場合があります。

退去費用の内訳は「室内クリーニング費用」と「原状回復費用」が主になります。

私が実際に支払った退去費用は合計「50,668円」で、内訳は室内クリーニング費用が「40,668円」、原状回復費用が「4,000円」となりました。

ビレッジハウスの退去費用は「高い」「払えない」といった口コミ・評判から不安がありましたが、想像よりも安く済んだので安心しました。

ビレッジハウスの退去費用が高くならないためにも、普段から綺麗に利用することが重要となります。

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