ビレッジハウスは「恥ずかしい」と感じる人も多いかもしれません。
マンションとはいえ築年数が古く、昭和の雰囲気が漂っているため「恥ずかしい」や「貧乏くさい」「住みたくない」といったネガティブな口コミや評判もあります。
しかし、本当にビレッジハウスが恥ずかしいのでしょうか?
そこで今回は、実際にビレッジハウスに住んでいた私が、「団地のイメージ」について調査してみました。
これからビレッジハウスや団地に住んでみたい人は、ぜひ参考にしてください。
ビレッジハウスとは?
ビレッジハウスは、敷金・礼金・仲介手数料が無料の集合住宅です。
運営・管理はソフトバンクグループの「ビレッジハウス・マネジメント株式会社」が担当しています。
元々は国の雇用促進住宅事業の一環として建設されたため、築50年以上経過した古い住宅が多い印象です。
簡単に言えば、「団地」とも呼ばれる複数の住宅が集まった地域であり、ビレッジハウスの他にも市営住宅やUR賃貸住宅などが団地に該当します。
団地とは?
団地は、一般的に大規模な住宅地域で、複数の住戸が集まった住宅団地のことを指します。
団地は都市部や郊外など様々な場所に存在し、一般的に公共交通機関や生活施設に近接しています。
団地の特徴としては、以下の点が挙げられます:

ニュータウンにも多くの団地が存在しているよ。
ビレッジハウスや団地のデメリットは?
一見メリットの多そうな団地ですが、以下のようなデメリットも考えられます。

ビレッジハウスや団地が恥ずかしい理由として、「スティグマやイメージの問題」が当てはまりそうですね。
ビレッジハウスや団地が恥ずかしい理由は?
ビレッジハウスや団地には、昔からのイメージが付きまとうことがあります。
「築年数の古い建物」や「密集した住宅配置」、「共有施設の利用制約」など、これらの要素が恥ずかしいと感じさせる原因となっています。
また、団地やビレッジハウスに対するネガティブなイメージも存在します。
一部の人々は、「低所得者」や「社会的弱者」が多く住んでいるイメージを持ち、それによって貧乏くさいと感じることがあります。
子供の頃は団地に住んでたって言うの、今では恥ずかしいと思ってしまうけど、高台の5階だったこともあって見晴らしが良くて、心地よい風も吹き込んで、公園も多くてみんなが知り合いで住みやすくて好きだったな
— きょう (@ohakyou) April 11, 2023
はやく今の家を出て見晴らしの良い小さな賃貸に住みたいな〜
ビレッジハウスは恥ずかしいのか?
私はビレッジハウスに3年半住んでいました。
実際に住んでみて、恥ずかしいと感じることはありませんでしたが、人によっては恥ずかしい・住みたくないと思う場面もあるのかな?と思います。
ここからはビレッジハウスにまつわるネガティブな噂について解説していきます。
低所得者が多い
事実です。
ビレッジハウスは、低所得者層に対する住宅提供を目的としていることが特徴です。
家賃が手頃で初期費用が抑えられるため、経済的な負担を軽減することができます。
そのため、フリーターや高齢者、生活保護を受けている人など、収入が限られている低所得者層にとって魅力的な選択肢となっています。
ただし、入居審査では安定した収入の有無が求められる場合があります。
安定した収入がない場合でも、一部のビレッジハウスでは条件付きでの入居が可能な場合もありますので、詳細は各物件の情報を確認することをおすすめします。
低所得者が多いという事実はありますが、ビレッジハウスは単に低所得者向けの住宅にとどまらず、経済的なメリットを享受したいさまざまな人々にとって魅力的な選択肢となっています。
自身の収入や生活スタイルに合わせて、適切な住宅を選ぶことが重要です。

低所得者が多いため、貧乏くさいというイメージは拭えないです。
- ビレッジハウスにはタワーマンションもある
ビレッジハウスと聞くと、一般的には低所得者が集まる団地や古い建物を連想する方多いと思いますが、実際には様々なタイプのビレッジハウスが存在します。
タワーマンションのビレッジハウスは、高層階に位置し、豪華な設備や充実した共用施設を備えていることが多いです。
一般的なビレッジハウスと比べると家賃は高めですが、その分広々とした間取りや窓からの眺望、セキュリティ面の充実など、高級マンションとしての魅力があります。
また、都市部の交通の便や周辺環境も良好な場所に立地していることが多く、快適な生活環境を提供しています。
ビレッジハウスには多様なタイプがあり、それぞれに特色や魅力があります。住まいの選択肢を広げる際には、ビレッジハウスの中でもタワーマンションタイプを検討してみるのも良いかもしれません。
外国人が多い
事実です。
ビレッジハウスは外国人も積極的に募集している団地です。
外国人の多さから、治安の面で心配される方も多いかもしれません。
私がかつて住んでいたビレッジハウスにも多くの外国人が住んでいました。
文化の違いからマナーの悪さが目立つこともありますが、全体的な治安についてはそれほど心配する必要はありませんでした。
私の住んでいた期間中には、犯罪や事件といった深刻な事案は発生しませんでした。
むしろ、多くの住民がフレンドリーであり、すれ違えば気軽に挨拶ができる関係性が築かれていましたので、安心して生活することができました。
ビレッジハウスは、国際交流を促進する場としても位置づけられています。
多様な文化や言語が交錯する環境で暮らすことで、異文化理解や人間関係の構築が深まることもあります。
外国人の多さから生じる懸念も理解できますが、実際にはコミュニティの結束力が高く、積極的な交流が行われていることが多いです。
ビレッジハウスでの生活は、国際的な視野を広げる絶好の機会となることもあります。異文化の交流や新たな友人関係の構築を通じて、充実した日々を過ごすことができるでしょう。
人間関係が面倒
建物によります。
人間関係の悩みはビレッジハウスや団地に限った話ではありません。
周辺地域に住む人たちがどのような人柄かによって、人間関係の良し悪しは左右されるのです。
ビレッジハウスは低所得者が集まる団地ですが、全ての住民がネガティブに生活しているわけではありません。
むしろ、立場が分かりやすい環境ゆえに、お互いを理解し合う関係が築かれることが多いです。
もちろん、人間関係には個人差があります。
一部のトラブルや葛藤が生じることもあるかもしれませんが、それはどのコミュニティでも避けられないことです。
コミュニケーションや相互理解を大切にすることで、良好な人間関係を築くことができるのです。
また、ビレッジハウスにはコミュニティ活動やイベントが行われることもあります。
これらの機会を通じて、他の住民と交流を深めることができるでしょう。お互いに支え合いながら、楽しいコミュニティを形成することができるのです。
人間関係の面倒さはある程度避けられない要素ではありますが、積極的に関わることやコミュニケーションを大切にすることで、ビレッジハウスでの生活をより充実させることができます。
ビレッジハウスに住んでみて思うこと
ビレッジハウスや団地は、恥ずかしいと感じたり、住みたくないというネガティブなイメージがつきまとうことは避けられません。
特に団地は家賃が安いということから、「貧乏人が住む場所」というイメージはなかなか払拭されません。
私が実際にビレッジハウスに住んでみて感じたのは、住民が必ずしも貧乏人ばかりではないということです。
実際に、「家賃を抑えながら貯金をして将来の家を購入したい」と考える人や、「コミュニケーションの活発な環境で暮らしたい」という人も住んでいました。
もちろん、収入が限られていて他に選択肢がなかった人もいるでしょう。しかし、団地が恥ずかしいと感じていない住人も少なからずいます。
私自身もビレッジハウスで暮らしながら少しずつ貯金をすることができました。
現在は少し家賃の高い賃貸物件に引っ越しました。ビレッジハウスでの生活を通じてお金を貯め、次のステップに進むことができたと感じています。
ビレッジハウスや団地に住むことにはメリットもありますし、個人の選択や状況によって評価は分かれるでしょう。
恥ずかしいと感じるかどうかは人それぞれです。
大切なのは自分の生活スタイルや目標に合った住まいを選ぶことです。
ビレッジハウスは恥ずかしい?住みたくない?団地のイメージについてのまとめ
ビレッジハウスは恥ずかしい?住みたくない?団地のイメージについて紹介しました。
ビレッジハウスには恥ずかしいと感じる人もいますが、それは個人の価値観や偏見によるものです。
低所得者が多く住んでいることや、他の住宅と比べて安い家賃などから、「貧乏人の住まい」というイメージがつきまとうことがあります。
しかし、実際にはビレッジハウスには様々な人が住んでおり、貯金やコミュニケーションの活発な環境を求めて選ぶ人もいます。
恥ずかしいと感じるかどうかは個人の価値観によるものであり、他人の目を気にせず自分に合った住まいを選ぶことが大切です。
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