ビレッジハウスは敷金・礼金・手数料が無料で、周辺地域の相場と比べても格安な家賃の賃貸マンションです。
その家賃が安いビレッジハウスの「からくり」、気になりますよね?
「からくり」と書くと大げさですが、ビレッジハウスの家賃や初期費用が安い理由について、実際に住んでいた私が紹介したいと思います。
また、問い合わせから申し込み書類の書き方、審査、入居までの流れも合わせて紹介していくので、ビレッジハウスのからくりに納得出来たら、ぜひ問い合わせてみてくださいね。
ビレッジハウスとは?
ビレッジハウスとは、低所得者向けの賃貸マンションです。
全国で1000物件以上展開し、敷金・礼金・仲介手数料が無料で、家賃も2万円からととても安いのが魅力です。
ビレッジハウスはフリーターや高齢者、外国人など、低所得者でも積極的に募集し、審査も一般的な賃貸と比較しても緩やかです。
私が一番魅力的だと思う点は、「初期費用が安い」という点です。
一般的な賃貸では「敷金・礼金・仲介手数料・当月日割り家賃・翌月前家賃」が必要で高額となるところを、ビレッジハウスは「当月日割り家賃・翌月前家賃」のみで済みます。
敷金9万円+礼金3万円+手数料3万円+日割り家賃+前家賃3万円=初期費用18万円~
敷金0円+礼金0円+手数料0円+日割り家賃+前家賃3万円=初期費用3万円~
さらに、「キャッシュバック」と「フリーレント」キャンペーンを利用すれば、最大3万円割引と1か月家賃無料まで付いてきます。
私の場合、たった6,770円の初期費用でビレッジハウスと契約できました。
8月分の日割り家賃だけで9月・10月の家賃は無料になりました。
ビレッジハウスのからくりとは?
ビレッジハウスの家賃が安いからくりについて調べてみました。
ビレッジハウスは「雇用促進住宅」をリフォーム・リノベーションしたマンションとなっています。
雇用促進住宅は、国の事業で建てられた公営住宅です。職業が安定して新しい住居を確保するまで、低家賃で生活できる環境を提供することを目的としています。
この雇用促進住宅は2021年度までにその役割を終え、譲渡・廃止することが決定しました。
雇用促進住宅の譲渡・廃止計画が進む中、2016年には全国約2900棟の競争入札が行われ、多くの建物が「フォートレス・インベストメント・グループ」に買い取られることとなりました。
ビレッジハウスと雇用促進住宅のからくりとは?
雇用促進住宅を大量に買い取った「フォートレス・インベストメント・グループ」とは一体何者なのでしょうか?
「フォートレス・インベストメント・グループ」はアメリカの投資運用会社で、700億ドルを超える運用資産を有するハゲタカファンドとして知られています。
ハゲタカファンドは、危機に瀕した企業を安く買い取り、再建してから高値で売却して利益を上げる手法で運営されています。
2016年に「フォートレス・インベストメント・グループ」は雇用促進住宅を買い取り、それに伴い「ビレッジハウス・マネジメント株式会社」を設立しました。
その後、2017年に「ソフトバンクグループ」が「フォートレス・インベストメント・グループ」を買収し、フォートレス・インベストメント・グループはソフトバンクグループの子会社となりました。
ビレッジハウスはソフトバンクグループ「ビレッジハウス・マネジメント株式会社」が運営している賃貸マンションということになります。
ビレッジハウスの家賃が安いからくりとは?
ビレッジハウスは雇用促進住宅として建てられた建物を「フォートレス・インベストメント・グループ」が格安で購入したものです。
雇用促進住宅をまとめて一括購入したときの価格は以下のように公表されています。
西ブロック27府県626か所1638棟を366億2200万円、東ブロック20都道県522か所1271棟を248億2482万6千円で落札。
この購入金額を1棟あたりで計算すると、おおよそ2200万円となります。
私が住んでいたビレッジハウスは1棟に40部屋あったため、仮に2200万円を40部屋で割ると、1部屋あたり55万円となります。
ビレッジハウスの家賃を2万円とすると、単純計算で3年程度で回収できる金額となります。
ビレッジハウスの部屋が綺麗なからくりとは?
ビレッジハウス公式サイトで部屋を確認すると、白を基調としたお部屋でとても綺麗ですね。
雇用促進住宅は1960年代からの建物で、経年劣化や古い設備が使われていました。
雇用促進住宅を買い取ったビレッジハウスは、積極的にリフォーム・リノベーションを行っています。
- 「リフォーム」は、原状回復を目指す作業で、汚れや壊れた箇所の修繕・交換などが含まれます。
- 「リノベーション」は、リフォームを一歩進め、新たな機能を導入し、住環境の価値を向上させる改修作業を指します。
例えば、、畳や壁紙を新しく張り替えるのが「リフォーム」で、バランス釜から給湯器への変更、トイレにウォシュレットの取り付け、畳からクッションフロアへの変更など、生活性能の向上を目的としているのが「リノベーション」です。
バランス釜の存在は知っていますが、実物は見たことないです。
ビレッジハウスがどのようなリフォーム・リノベーションを行ったのかは「建美家」の記事がとても参考になります。
リフォーム・リノベーション前、つまり雇用促進住宅のお部屋の様子も確認できるので、ビレッジハウスがどれだけ綺麗にリフォーム・リノベーションされたかがよくわかるかと思います。
ビレッジハウスの口コミや評判が悪いからくりとは?
ビレッジハウスについて口コミや評判を検索してみるとネガティブなものが多い印象です。
- 治安が悪い
- 汚い
- ぼろい
- 古い
- うるさい
- やばい
ビレッジハウスは家賃が安く、建物が古いことから「貧乏くさくて恥ずかしい」という意見もあるようです。
また、外国人が多く住んでおり、治安やコミュニケーションに不安を感じる人も多いかもしれません。
確かにビレッジハウスや公営住宅は、いわゆる「団地」と呼ばれる集合住宅で、昭和の香り漂う建物な感じはありますよね。
私はビレッジハウスに3年ほど住みましたが、口コミ・評判で言われているほど悪いと感じたことはなく、むしろ家賃の割には快適に住むことができたと思っています。
ビレッジハウスは間取りが広いので、夫婦世帯や家族連れが多く住んでおり、休みの日には子供たちが遊ぶ様子も伺えますし、「建物が古い」「家賃が安い」というだけで、周辺のマンションと大差はないのではないかと私は思っています。
口コミや評判で言われていることは、どの重合住宅でもあり得るトラブル・問題でもあるのではないでしょうか?
ビレッジハウスへ申し込みや審査のからくりとは?
ビレッジハウスへの申し込みや審査は以下のような流れで行います。
- ビレッジハウスに問い合わせ、内見予約
- 内見、申し込み書類の記入
- 賃貸契約の審査
- 契約書類の提出・初期費用振込
- ビレッジハウスに入居
ビレッジハウスに問い合わせ、内見予約
まずは、ビレッジハウス公式サイトから気に入ったお部屋を見つけます。
そのお部屋の家賃や最新の空室状況、キャンペーン対象物件かについてメールで問い合わせます。自分の希望の条件もあれば合わせてと言わせてください。
自分の希望と合えば内見の予約日を記入して返信しましょう。
ビレッジハウスの内見・賃貸契約は先着順になります。気に入ったお部屋がある場合には速やかに内見をして賃貸契約を結びましょう。
内見、申し込み書類の記入
ビレッジハウスの内見は「管理人」が案内してくれます。
ビレッジハウスのお部屋は設備や階数で家賃が異なります。空き部屋はすべてチェックして、自分に合ったお部屋を見つけてください。
気に入ったお部屋があればその場で申し込み書類を記入します。
「印鑑」「身分証明書」「収入証明」があれば、すぐに審査を申し込めます。
賃貸契約の審査
ビレッジハウスの審査は「審査部」が行います。
記入した申し込み書類と収入証明をもとに審査を行い、問題がなければ審査期間2~7日ほどで完了します。
ビレッジハウスは他の審査で落ちた人でも通るほど甘いと言われています。
職業や収入面で不安がある人ほど、ビレッジハウスへの審査申し込みがおすすめとなっています。
契約書類の提出・初期費用振込
ビレッジハウスの審査に合格すると契約書類一式が送られてくるので、契約書類を確認・サインし、ポストから郵送しましょう。
入居までの間に初期費用を支払う必要があります。
契約書類一式に初期費用について書かれている書類があるので、忘れずに確認と支払いを済ませてください。
ビレッジハウスに入居
ビレッジハウスの入居日になったら、管理人から鍵を受け取り、無事ビレッジハウス入居となります。
管理人から引っ越し車両の駐車スペースを確認しておき、住民の邪魔にならないよう荷物を搬入してください。
ビレッジハウスのからくりについてのまとめ
ビレッジハウスのからくりについて紹介しました。
ビレッジハウスは雇用促進住宅をリフォーム・リノベーションした、低所得者向けの賃貸マンションです。
「ビレッジハウスはやめとけ」と言われるほど、ネガティブな口コミ・評判もありますが、安い家賃の割には住みやすい環境だと私は思っています。
ビレッジハウスは敷金・礼金・仲介手数料が無料で、初期費用も安いお得な賃貸マンションです。
気になる方は是非ビレッジハウス公式サイトから問い合わせてみてくださいね。