家賃や初期費用が比較的安い団地の中でもよく挙げられるのが「UR賃貸住宅」ですが、本当に安く住むことができるのでしょうか?
今回は、UR賃貸のメリットやデメリットについて紹介し、また、ビレッジハウスと比較した際にどちらが初期費用や家賃をを安く抑えられるのかについても検討していきます。
UR賃貸住宅に興味のある方や初期費用を節約したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
UR賃貸住宅とは?
新しい家に引っ越したいけど礼金や仲介手数料など初期費用が高くて悩んでいる方に、UR賃貸住宅をおすすめします。
UR賃貸住宅は初期費用が安く、礼金や仲介手数料など一般的な不動産会社に必要な費用が不要です。
これにより新生活で必要なものが買える余裕ができ、ストレスなく快適に新生活をスタートできます。
また、UR賃貸住宅は更新料も無料で、手続きも自動更新なので住み続けるほどお得感がアップします。
さらに保証人や保証料も不要!本人確認だけで手続きが可能なので面倒な手続きもありません。
UR賃貸住宅は初めての一人暮らしや新しい家族との新生活を始める方にとって、快適で低コストな選択肢です。

UR賃貸住宅は国土交通省所管の賃貸住宅です。
UR賃貸住宅のメリット
UR賃貸住宅のメリットは以下の通りです。
UR賃貸住宅は安くない?家賃が高い理由とは?
UR賃貸住宅は家賃が安い低所得者向けの賃貸マンションとして候補にあがることがあります。
ですが、UR賃貸の家賃は安いわけではなく、むしろ相場同等もしくは相場家賃より高く設定されている場合が多いのが現状です。
なぜUR賃貸住宅の家賃が安いと勘違いされているかというと、「昔ながらの団地」というイメージが強いからかもしれません。

家賃は周りの賃貸と同じくらいだよ~ってことだね。
UR賃貸住宅の審査基準は?
UR賃貸住宅の審査基準は以下の通りです。
申込者本人の平均月収額が基準月収額以上ある方
UR賃貸住宅の審査に通るためには、平均月収額が基準月収額以上あることが条件となります。
- 世帯で申し込みの場合
UR賃貸住宅の家賃の範囲 | 基準月収額 |
---|---|
82,500円未満 | 家賃額の4倍 |
82,500円以上20万円未満 | 33万円(固定額) |
20万円以上 | 40万円(固定額) |
- 単身者で申し込みの場合
UR賃貸住宅の家賃の範囲 | 基準月収額 |
---|---|
62,500円未満 | 家賃の4倍 |
62,500円以上20万円未満 | 25万円(固定額) |
20万円以上 | 40万円(固定額) |
平均月収額が基準月収額に足りない場合は「家賃等の一時払い制度」または「貯蓄基準制度」「収入基準の特例」を受けることができます。

ちょっと難しいけど、きちんと明記されている点は国が運営している住宅って感じがするね。
UR賃貸住宅とビレッジハウスどちらが安い?
では、UR賃貸住宅とビレッジハウスではどちらが安く住むことができるのか?
UR賃貸住宅 | ビレッジハウス | |
---|---|---|
家賃 | 市場家賃 | 2万円台~ |
敷金 | 2か月 | 無料 |
礼金 | 無料 | 無料 |
仲介手数料 | 無料 | 無料 |
更新料 | 無料 | 無料 |
ビレッジハウスは敷金・礼金・仲介手数料・更新料無料の低所得者向けの賃貸マンションです。
家賃や初期費用が安い理由は、国の事業で建てられた「雇用促進住宅」をソフトバンクグループが安く買い取り、部屋を綺麗にリフォーム・リノベーションしているからです。
入居には審査が必要ですが、一人暮らしやシングル、パート・アルバイターなどの条件が厳しい人でも審査に通りやすいことで社会的な役割を果たしている賃貸マンションでもあります。
私はビレッジハウスに3年以上住んでいます。
数万円のパート・アルバイト収入とわずかなブログ収入しかなかったため、一般的な不動産会社では審査に落ちてしまいましたが、ビレッジハウスでは無事に審査に通ることができました。
初期費用はなんと日割り家賃の6,770円!
引っ越しするお金のない人や節約したい人にはおすすめの賃貸マンションとなっています。
もちろん、家賃や初期費用が安いなりの建物環境なので、合う・合わないがはっきりしています。
私がビレッジハウスに住んでみた感想については以下の記事を参考にしてみてください。
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ビレッジハウスとは?実際に住んでみた私が評判ややばいという噂について解説していくよ
2023年2月が過ぎて、ビレッジハウスに住んでから3年以上が経ちました。 どんなお家でも住めば都・・・特に大きなトラブルなく毎日元気に暮らしています。 ビレッジハウスは「うるさい」「最悪」「やばい」と ...
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UR賃貸住宅とビレッジハウスどちらが安いかまとめ
UR賃貸住宅とビレッジハウスどちらが安いかについて紹介しました。
UR賃貸住宅は国が運営している住宅なので安心して住めるのが大きなメリットです。
ただ、家賃が安いわけではなく、平均月収が審査基準額をクリアしていないと申し込むことができないので、アルバイト・パートなどの低所得者では住むことの難しい賃貸マンションとなっています。
ビレッジハウスは敷金・礼金・仲介手数料・更新料無料の低所得者向けの賃貸マンションです。
家賃や初期費用がとても安い賃貸マンションなので、引っ越し費用を節約したい人やお金がないけど家を探している人は是非検討してみてくださいね。