「ビレッジハウス」って、最近よく聞くけど、どんな賃貸住宅なの?
実は、ビレッジハウスの多くの物件は、かつて「雇用促進住宅」と呼ばれていた団地をリノベーションしたものなんです。
昭和の時代、高度経済成長を支えた労働者たちの住まいとして、全国に数多く建設された雇用促進住宅。
時代とともにその役割を終え、姿を消しつつある雇用促進住宅ですが、ビレッジハウスとして、新たな命を吹き込まれ、今も多くの人々の暮らしを支えています。
このブログ記事では、雇用促進住宅にスポットライトを当て、その歴史や特徴、ビレッジハウスで何が変わったのかを、分かりやすく解説していきます。
ビレッジハウスは雇用促進住宅をリノベーション!
雇用促進住宅は、具体的にどう変わったのか?
ビレッジハウスのリノベーションについて解説していきます。
ビレッジハウスの外観
外観については、雇用促進住宅もビレッジハウスも大きく変わっていません。
雇用促進住宅は、新しいものでも築20年ほど、古いものだと築60年以上、経過している建物があります。
綺麗に塗装されている建物もありますが、ヒビなどが目立つ建物も多くあります。
例:東京のビレッジハウス外観
ビレッジハウスの外観はGoogleMapから確認できます。
ビレッジハウスの内装
雇用促進住宅は古い建物なので、畳などの和室も多く残っています。
ビレッジハウスでは和室を洋室に変更したり、壁を取り壊して広いリビングにしてあるお部屋もあります。
ビレッジハウス公式サイトでは、ビレッジハウスの内装を写真やVRで確認することができるので、ぜひチェックしてみてください。
ビレッジハウスのお部屋は白を基調にしてあって明るいです。
ビレッジハウスの設備
ビレッジハウスによっては、雇用促進住宅の設備をそのまま再利用してある場合もあります。
場所によってはバランス釜やタイル張りのお風呂、和式トイレ、古いキッチンのお部屋もあるかもしれません。
ビレッジハウスで新しくキッチンやトイレ、お風呂、エアコンなどの設備を交換した場合があるので、空室はすべて内見することをおすすめします。
より、詳しくリノベーションの内容を確認したい場合には、以下の「建美家」の記事を参考にしてみてください。
雇用促進住宅からビレッジハウスへ!魅力と注意点
雇用促進住宅からリノベーションし、ビレッジハウスに生まれ変わりましたが、その魅力と注意点について解説していきます。
ビレッジハウスは、近年、注目を集めている賃貸住宅の一つです。
特に、初期費用を抑えたい若者や、家賃負担を軽減したいファミリー層から、高い支持を得ています。
最大の強みは、なんと言っても価格競争力でしょう。
敷金・礼金・仲介手数料無料で、家賃も周辺の相場より安い傾向にあります。
ビレッジハウスが、元々は国が運営していた雇用促進住宅をリノベーションして提供しているという、独自のビジネスモデルから安く設定できます。
しかし、ビレッジハウスを選ぶ際には、いくつかの注意点も頭に入れておく必要があります。
一つは、建物の老朽化です。
雇用促進住宅は築年数が古いものが多いため、水回りや設備のトラブルが発生する可能性も否定できません。
また、古い物件だと騒音問題が気になる方もいるかもしれません。
ただ、ビレッジハウスはコンクリート造りの物件が多く、比較的壁は厚いため、木造アパートなどと比べると、隣室からの生活音は聞こえにくい傾向にあります。
とはいえ、音の感じ方は個人差がありますし、生活音に対する意識も人それぞれです。
内見の際には、周辺環境も含め、騒音レベルを自分の耳で確認しておくと安心でしょう。
さらに、周辺環境も考慮する必要があります。
郊外に立地する物件も多く、生活に必要な施設 (スーパー、病院、学校など) が近くにない場合もあります。
ビレッジハウスは、価格を抑えて住みたいという方には魅力的な選択肢ですが、これらの注意点を理解した上で、慎重に判断することが重要です。
- 内見は必ず行いましょう:
写真や間取り図だけでは分からない、建物の状態や周辺環境を自分の目で確認することが大切です。 - 設備の確認:
水回り、エアコン、給湯設備などの動作確認は必ず行いましょう。 - 騒音のチェック:
日中だけでなく、夜間や早朝の騒音レベルも確認しておくと安心です。 - 周辺環境の調査:
スーパー、コンビニ、病院、駅までの距離などを確認しておきましょう。 - 契約内容の確認:
原状回復義務、クリーニング費用、違約金など、契約内容をしっかりと理解しておきましょう。
元雇用促進住宅って実際どうなの? ビレッジハウスで何が変わった?のまとめ
元雇用促進住宅って実際どうなの? ビレッジハウスで何が変わった?について紹介しました。
ビレッジハウスは、初期費用や家賃を抑えたい人にとって、とても魅力的な選択肢です。
しかし、元雇用促進住宅ということもあり、建物が古いことやセキュリティ面、周辺環境など、注意すべき点もいくつかあります。
結局のところ、ビレッジハウスがあなたに合うかどうかは、あなたのライフスタイルや価値観、そして何を重視するのかによって異なります。
今回のブログ記事を通して、あなたがビレッジハウスについてより深く理解し、自分にとって最適な住まい選びの判断材料にしていただければ幸いです。