「ビレッジハウスって、家賃がすごく安いって聞くけど、実際のところどうなの?」
「ネットで検索すると、『ビレッジハウス やばい』とか『汚いからやめとけ』『住むのは恥ずかしい』なんて言葉も出てきて、ちょっと不安になる…」
新しい住まいを探すとき、特に費用を抑えたいと考えている方にとって、「ビレッジハウス」は一度は目にする魅力的な選択肢かもしれません。
敷金・礼金・仲介手数料が無料だったり、月々の家賃も驚くほど安かったり…。
でも、その安さの裏には何か「やばい」理由があるんじゃないか? 古くて住みにくいんじゃないか? ご近所トラブルが多いんじゃないか? そんな疑問や不安が頭をよぎるのも当然ですよね。

こんにちは! 元ビレッジハウス住人の「びれっじくん」です。
何を隠そう私自身、家賃の安さに惹かれてビレッジハウスに入居し、気づけば3年半という月日をそこで過ごしていました。
良いこともあれば、「うーん、これはちょっと…」と考えさせられることも、正直たくさん経験しました。
このブログ記事では、そんな私のリアルな体験と、退去して改めて冷静に振り返って感じたことを元に、インターネット上で囁かれるビレッジハウスの様々な「やばい」噂について、一つ一つ丁寧に検証していきます。
- 建物が古くて汚い、ボロボロって本当?
- カビや湿気、虫がひどいって聞くけど、対策はあるの?
- 住んでいるのが恥ずかしい、貧乏くさいって思われる?
- 治安が悪くて怖い、住民のマナーが気になるって本当?
- 自治会や町内会が面倒って聞いたけど…
これらの気になる疑問に対して、元住民だからこそ語れる「実態」と、実際に私が行っていた「対策」や「住みこなし術」を、包み隠さずお伝えします。
この記事を最後まで読んでいただければ、ビレッジハウスのネガティブな評判の真相が分かり、あなたがビレッジハウスを選ぶべきかどうかの判断材料になるはずです。
そして、もし住むと決めた場合でも、後悔しないための具体的なヒントが見つかることでしょう。
さあ、ビレッジハウスのリアルな世界へ、一緒に足を踏み入れてみましょう!
1. 「ビレッジハウスはやばい」と言われる5つの真相とリアル体験談


ビレッジハウスを検討する上で、どうしても気になってしまうのが、ネット上で見かけるネガティブな噂の数々。
「やばい」「汚い」「恥ずかしい」…
これらの言葉は、本当にビレッジハウスの実態を表しているのでしょうか?
3年半のビレッジハウス生活で私が見てきた「リアル」と、元住民だからこそ語れる「真相」を、一つずつ解き明かしていきます!
- 「建物が古くて汚い・ボロボロ」ってホント?
- 「カビ・湿気・虫がやばい」ってホント?
- 「恥ずかしい」「貧乏くさい」と感じる?
- 「治安が悪い」「住民のマナーが気になる」ってホント?
- 「自治会・町内会が面倒」ってホント?
噂①:「建物が古くて汚い・ボロボロ」ってホント?
【巷の噂・口コミ】
- ビレッジハウスって、元は古い雇用促進住宅でしょ?外観もボロボロで、部屋の中も汚そう…
- 写真で見ると綺麗だけど、実際はかなり年季が入っているんじゃないの?
【元住民のリアル体験談】
確かに、ビレッジハウスの多くは、昭和の時代に建てられた「雇用促進住宅」をリノベーションした物件です。
私が住んでいた物件も築50年選手でしたから、建物の「古さ」は否定できません。
外観について:
公式サイトの写真は綺麗に補正されていることもありますが、実際にGoogle Mapのストリートビューで見ると、「あ、やっぱり年季入ってるな…」と感じる物件も多いです。
私が住んでいた棟も、外壁には多少の汚れやヒビが見られました。
ただ、定期的に塗装などのメンテナンスが入っているようで、想像していたよりは「ボロボロ」という印象ではありませんでした。
部屋の壁や床:
内装はリノベーションされていて、壁紙は白を基調に明るく、床もクッションフロアに張り替えられている部屋が多いです。
しかし、前の住人が使っていた画びょうの穴や、家具を置いた跡などが残っていることも…。
私の部屋も、入居時から壁に細かい傷や釘穴がいくつかありました。



このあたりは、内見の際にしっかりチェックすることが大切ですね。
押し入れ・収納:
押し入れの中は、リフォームされていない場合もあり、湿気で壁材が少し浮いていたり、カビの臭いがしたりすることも…。
実際、私の部屋の押し入れも、換気を怠るとすぐにカビっぽくなってしまいました。
水回り(キッチン・トイレ・お風呂):
これは物件や部屋によって本当に差があります!
私が選んだ部屋は、キッチンが比較的新しいものに交換されていてラッキーでしたが、お風呂は昔ながらのコンクリート打ちっぱなしで、正直なところ友人を招いた時に見せるのはちょっと恥ずかしかったです。
天井の一部が少し剥がれていたり、床の塗装が弱くてシャワーで剥がれてきたり…なんてことも。





塗装が足の裏にくっついて嫌でしたね…
内見時には、複数の空き部屋を見せてもらい、水回りの状態を重点的に比較することをおすすめします。
「古さ」は避けられない部分もありますが、リノベーションの度合いは物件・部屋によって大きく異なります。内見で自分の目で確かめ、許容範囲かどうかを判断することが重要です。多少の古さや傷は「家賃の安さ」と天秤にかけて考える、という割り切りも時には必要かもしれません。
噂②:「カビ・湿気・虫がやばい」ってホント?
【巷の噂・口コミ】
- コンクリート造だから湿気がすごいって聞くけど、カビは大丈夫?
- 古い建物だから、虫がたくさん出そうで怖い…
【元住民のリアル体験談】
はい、これは残念ながら…「やばい」と感じるレベルで本当でした。



私の体験では、ですが…
湿気とカビ:
ビレッジハウスの多くはRC造(鉄筋コンクリート造)で気密性が高い反面、湿気がこもりやすい構造です。
特に梅雨時期や冬場の結露は要注意!
私も油断して換気を怠っていたら、壁一面が黒カビだらけ…なんて悲劇も経験しました。
調味料や食べ物も、常温保存だとすぐにカビてしまうほど。
押し入れも湿気がこもりやすく、壁材がふやけてしまったこともあります。
虫との遭遇:
築年数が古い建物なので、これはもう覚悟が必要です。
私自身、アシダカグモ(巨大なクモです!)、ゴキブリ、ゲジゲジ、ムカデなど、様々な虫と部屋の中でご対面しました。
トイレで巨大なゲジゲジと鉢合わせした時は、さすがに悲鳴を上げましたね…。
ただ、外の階段ではカブトムシやナナフシといった珍しい昆虫も見かけることがあり、虫好きのお子さんには良い環境かもしれません。





毎年のように階段のところでクワガタ見つけました。
ノラ猫問題(地域による):
私の住んでいたエリアでは、多くのノラ猫が住み着いていました。
可愛らしい反面、駐車場の砂利に排泄物があったり、独特の臭いがしたりすることも。
猫が苦手な方は、内見時に周辺の様子もチェックしておくと良いでしょう。
湿気とカビ対策は、ビレッジハウスに住むなら必須です!
- 換気:
窓を開ける、換気扇を回すなど、とにかくこまめな換気を心がけましょう。押し入れも定期的に開けて空気を入れ替えるのがポイントです。 - 除湿:
エアコンの除湿や除湿剤は積極的に活用しましょう。特に梅雨時期はフル稼働でした。 - カビ取り:
発生してしまったカビは、専用のカビ取り剤(私は「カビホワイト」を使っていました)で根気強く掃除しました。 - 虫対策:
玄関や窓の隙間、換気口など、虫の侵入経路となりそうな場所は、隙間テープなどで徹底的に塞ぎましょう。市販の駆除剤も常備しておくと安心です。
噂③:「恥ずかしい」「貧乏くさい」と感じる?
【巷の噂・口コミ】
- ビレッジハウスって聞くと、やっぱりちょっと恥ずかしいイメージがある…
- 家賃が安い=貧乏な人が住んでるって思われそう…
【元住民のリアル体験談】
この「恥ずかしい」「貧乏くさい」というイメージ、確かに気にされる方は多いかもしれません。
ビレッジハウスは家賃が安く、低所得者層や外国人の方も多く住んでいるのは事実です。
外観も最新のマンションと比べると、どうしても見劣りする部分はあります。
私自身は、正直なところ、住んでいることを「恥ずかしい」と感じたことはありませんでした。
家賃の安さという明確なメリットを受けていましたし、周りの目をそこまで気にしないタイプだったからかもしれません。
ただ、友人を家に招く際、「ちょっと古いけど…」と一言断りを入れることはありましたね。
特に水回りの古さは、人によっては「うわっ」と思われる可能性も否定できません。
大切なのは、「自分が何を重視するか」だと思います。
- 家賃を抑えて他のことにお金を使いたい人
- 貯蓄を頑張りたい人
- 一時的な住まいとして割り切れる人
にとっては、ビレッジハウスは非常に合理的な選択肢です。「恥ずかしい」と感じるかどうかは、結局のところ個人の価値観によるところが大きいのではないでしょうか。周りの目を気にするよりも、自分のライフスタイルや経済状況に合った住まいを選ぶことが大切だと、私は思います。
噂④:「治安が悪い」「住民のマナーが気になる」ってホント?
【巷の噂・口コミ】
- 外国人が多くて、言葉が通じなくて怖い思いをしそう…
- 低所得者が多いってことは、治安も悪いのかな?
- ゴミ出しのルールとか、守られていないイメージがある…
【元住民のリアル体験談】
私が住んでいたビレッジハウスも、確かに外国人居住者の割合は高かったです。
様々な国の方が住んでいて、日常的に色々な言語が飛び交っていました。
治安について
3年半の居住期間中、幸いなことに私自身が直接的な犯罪被害に遭ったり、危険を感じるような大きなトラブルに巻き込まれたりすることはありませんでした。
夜間に一人で出歩くこともありましたが、特に怖い思いをした記憶はありません。
住民のマナー
これは正直、「うーん…」と感じる部分が多かったです。
ゴミ出し
ルール(曜日、分別)が守られていないことが多々ありました。カラスに荒らされている光景も…。
管理会社も注意喚起の貼り紙をしていましたが、なかなか改善されませんでした。
騒音
生活文化の違いなのか、夜間でも比較的大きな声で話していたり、音楽をかけていたりする部屋もありました。
また、深夜や早朝のドアの開け閉めの音、階段を駆け上がる音なども響きやすかったです。
共用部分の使い方
廊下や駐輪場に私物が置かれていたりすることも。
コミュニケーション
挨拶をすれば返してくれる人がほとんどでしたが、積極的にコミュニケーションを取ろうとする雰囲気はあまりなかったかもしれません。
良くも悪くも「干渉し合わない」という感じでした。
部屋間違え
これは少しヒヤッとした経験ですが、何度か私の部屋のドアノブをガチャガチャされたことがあります。
おそらく、同じような構造の建物が並んでいるため、間違えてしまったのだと思いますが、一人暮らしだったので少し怖かったです。
それ以来、在宅時でも必ず鍵をかけるようにしていました。
いうことは一概には言えません。
マナーの問題は、確かに気になりました。これは、様々なバックグラウンドを持つ人々が暮らす集合住宅ならではの課題かもしれません。ある程度の「お互い様」という気持ちと、気になる場合は管理会社に相談するという姿勢が必要だと感じました。
セキュリティ面では、オートロックがない物件が多いので、自己防衛意識(施錠をしっかりするなど)は高めておくべきです。
噂⑤:「自治会・町内会が面倒」ってホント?
【巷の噂・口コミ】
- 団地って、自治会の活動が強制で面倒くさそう…
- 掃除当番とか、行事への参加とか、色々やらされそう…
【元住民のリアル体験談】
私が住んでいたビレッジハウスには、自治会や町内会への加入義務は一切ありませんでしたし、勧誘もありませんでした。
これは個人的には非常に気が楽で、メリットだと感じていました。
ただ、自治会がないということは、共用部分の清掃やゴミ捨て場の管理などを、誰かが率先してやらなければならない状況も生まれます。
私の住んでいたところでは、自主的に草むしりをしたり、ゴミ拾いをしたりしている住民の方もいらっしゃいました。



そういった方々への感謝の気持ちは常に持っていましたね。
ビレッジハウスによって、自治会・町内会の有無や活動内容は異なります。
もし、地域活動への参加を避けたい場合は、内見の際に管理人に確認しておくのが確実です。逆に、地域との繋がりを大切にしたい方にとっては、自治会活動が活発な物件を選ぶのも良いかもしれません。
2. それでもビレッジハウスを選ぶ? メリットと天秤にかける


ここまで、ビレッジハウスにまつわる「やばい」「汚い」「恥ずかしい」といったネガティブな噂の真相と、私が実際に体験したリアルなデメリットについて、包み隠さずお伝えしてきました。
「うーん、やっぱりビレッジハウスはやめておこうかな…」
そう感じた方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、建物の古さや、時には気になる住民マナーなど、目を背けられない課題があるのも事実です。



でも、ちょっと待ってください!
私がなぜ、そういったデメリットを理解した上で、3年半もの間ビレッジハウスに住み続けることができたのか?
それは、それらのデメリットを補って余りある、大きな「メリット」があったからに他なりません。
ここでは、ビレッジハウスの「やばい」部分を理解した上で、それでも多くの人がビレッジハウスを選ぶ理由、つまり「天秤にかけるべきメリット」について、元住民の視点から改めて解説します。
- 何と言っても「家賃の安さ」と「初期費用の衝撃的な安さ」!
- 「審査が比較的緩やか」は、多くの人にとっての救世主!
- 意外と広い! ゆとりのある間取りが多いのも魅力
- 「デメリット」は「工夫次第」で乗り越えられることも!
1. 何と言っても「家賃の安さ」と「初期費用の衝撃的な安さ」!
これがビレッジハウス最大の魅力であり、多くの人が惹かれる理由でしょう。
月々の家賃負担が軽い
私が住んでいた部屋も、周辺の同じような広さの物件と比べて、毎月数万円単位で家賃が安かったです。
この差額は、年間で考えるとかなりの金額になりますよね。
その浮いたお金で、趣味を楽しんだり、将来のために貯蓄したりと、生活に大きなゆとりが生まれました。
初期費用がほぼ「ない」に等しい
敷金・礼金・仲介手数料が無料というのは、引っ越し時の経済的負担を劇的に軽減してくれます。
私の場合、キャンペーンも利用できたので、初期費用はなんと6,770円!(日割り家賃のみ)。
これは本当に衝撃的でした。
新しい家具を揃えたり、引っ越し業者に頼んだりする費用に充てることができ、スムーズに新生活をスタートできました。



安い理由は元・雇用促進住宅にあります!
2. 「審査が比較的緩やか」は、多くの人にとっての救世主!
一般的な賃貸物件では、収入や職業、保証人の有無などで審査に落ちてしまうことも少なくありません。
フリーターやパート、学生さんでもチャンスあり
ビレッジハウスは、収入が不安定と見なされがちな方々にも門戸を開いています。
私自身もフリーランスで収入が安定していませんでしたが、問題なく審査に通りました。
保証人不要の物件が多い
保証人を頼める人がいない…という方にとっても、ビレッジハウスは非常に心強い存在です。
3. 意外と広い! ゆとりのある間取りが多いのも魅力
ビレッジハウスは、元が雇用促進住宅だったこともあり、比較的ファミリー向けの広めの間取り(2DK、3DKなど)が多いのが特徴です。
同じ家賃なら、より広い部屋に住める可能性
ワンルームや1Kでは手狭だと感じる方でも、ビレッジハウスなら同じくらいの家賃で、もう一部屋多い、ゆとりのある空間を手に入れられるかもしれません。
私も2DKの部屋で、仕事部屋と寝室を分けられて快適でした。
4. 「デメリット」は「工夫次第」で乗り越えられることも!
前の章で挙げたデメリットも、見方を変えたり、少し工夫したりすることで、ある程度は軽減できる場合があります。
- 建物の古さ → DIYのチャンス?(もちろん規約の範囲内で!)
- 虫問題 → 徹底対策で遭遇率ダウン!
- 騒音問題 → 防音グッズや、ある程度の「お互い様」精神で。
建物の古さ → DIYのチャンス?(もちろん規約の範囲内で!)
多少の古さは、自分好みにアレンジする楽しみと捉えることもできます。
壁紙を貼ったり(退去時剥がせるもの)、おしゃれなインテリアでカバーしたり。
虫問題 → 徹底対策で遭遇率ダウン!
隙間を塞いだり、虫除けグッズを駆使したりすることで、虫との遭遇頻度はかなり減らせます。
騒音問題 → 防音グッズや、ある程度の「お互い様」精神で。
完璧な防音は難しいかもしれませんが、耳栓や厚手のカーテンなどで対策は可能です。
結局、ビレッジハウスを選ぶかどうかは、あなた自身の「価値観」と「優先順位」次第です。
「最新設備の整ったピカピカのマンションじゃなきゃ嫌だ!」という方には、正直おすすめできません。
しかし、
- とにかく家賃を抑えて、他のことにお金を使いたい!
- 初期費用をかけずに、すぐにでも新しい生活を始めたい!
- 多少の古さや不便さは、家賃の安さでカバーできる!
そう考える方にとって、ビレッジハウスは非常に賢く、そして魅力的な選択肢になり得るのです。
3. 後悔しない!ビレッジハウス内見で「やばい」を見抜く6つのチェックポイント】


ビレッジハウスの「やばい」噂の真相と、元住民としてのリアルな体験談をお伝えしてきました。
家賃の安さや初期費用の手軽さは魅力的ですが、やはり実際に住むとなると、建物の状態や周辺環境は気になりますよね。
- 写真では綺麗に見えたけど、実際に見たらガッカリ…
- 内見でどこをチェックすればいいのか分からない…
そんな後悔をしないために、ここではビレッジハウスの内見で「これはちょっとやばいかも…」という物件を見抜くための、元住民ならではの6つのチェックポイントを具体的に解説します!
これを読めば、あなたも賢く物件を選べるはずです。
- 壁・床・天井の状態 – 汚れ、傷、そしてカビの痕跡を見逃すな!
- 水回り(お風呂・トイレ・キッチン)– 古さと清潔度、そして悪臭に注意!
- 窓・ドア・換気設備 – 隙間風、立て付け、そして虫の侵入経路は?
- 収納(押し入れ・クローゼット)– 見えない部分のカビと湿気に要注意!
- 共用部分と周辺環境 – 住人マナーと騒音源のリアルをチェック!
- 管理人に質問攻め! – 聞いておきたい「生の情報」
チェックポイント①:壁・床・天井の状態 – 汚れ、傷、そしてカビの痕跡を見逃すな!
部屋に入ってまず目に入る壁や床、天井の状態は、住み心地を大きく左右します。
壁の汚れ・傷・穴
リフォームされていても、画びょうの穴や細かい傷、前の住人の生活感が残っている場合があります。どの程度なら許容できるか、自分の基準を明確にしておきましょう。
特に、壁紙の不自然な浮きや剥がれ、シミがないか注意深く確認してください。これらは湿気や雨漏りのサインかもしれません。
床のきしみ・へこみ・汚れ
クッションフロアの場合、家具の跡が残っていたり、剥がれかかっていたりする箇所がないかチェック。
歩いてみて、床がきしむ音や不自然な沈み込みがないかも確認しましょう。
天井のシミ・カビ
天井の隅や照明器具の周りに、茶色いシミや黒い点々(カビ)がないか要チェック! これは雨漏りや結露によるカビの可能性があります。見つけたら、必ず管理人に状況を確認しましょう。
塗装の状態
ビレッジハウスの壁は塗装されていることが多いですが、その塗装が簡単に剥がれてきたり、ムラがあったりしないか、指で軽く触れてみるのも良いでしょう。
チェックポイント②:水回り(お風呂・トイレ・キッチン)– 古さと清潔度、そして悪臭に注意!
毎日使う水回りは、快適な生活を送る上で非常に重要です。
古さはある程度仕方ないとしても、清潔度や機能性は譲れませんよね。
お風呂
- 給湯設備の動作確認(お湯がちゃんと出るか、温度調節は可能か)。
- 排水溝の詰まりや臭いはないか。
- 壁や床のタイルにひび割れや目地のカビはないか。特にコンクリート打ちっぱなしの場合、床の塗装が剥がれていないか、天井に水漏れの跡がないか念入りに。
- 換気扇が正常に作動するか(湿気対策の要です!)。
トイレ
- 水がきちんと流れるか、水漏れはないか。
- 便器や床にひどい黄ばみや臭いはないか。
- 換気扇の動作確認。
キッチン
- シンクの蛇口から水がちゃんと出るか、水漏れはないか。
- 排水溝の詰まりや臭いはないか。
- ガスコンロが設置できるか、または備え付けコンロの状態はどうか(点火確認)。
- 収納スペースの扉の開閉はスムーズか、内部にカビや汚れはないか。
チェックポイント③:窓・ドア・換気設備 – 隙間風、立て付け、そして虫の侵入経路は?
窓やドアは、防犯だけでなく、断熱性や防音性、そして虫の侵入にも関わる重要なポイントです。
窓の開閉・施錠
- スムーズに開け閉めできるか、鍵はしっかりかかるか。
- 窓枠と窓の間に大きな隙間がないか(隙間風や雨漏り、虫の侵入の原因になります)。
- 網戸の状態(破れていないか、ちゃんと閉まるか)。
- 結露の痕跡(窓枠やサッシ周りのカビや水滴の跡)がないか。
ドアの開閉・施錠
- 玄関ドアや室内のドアがスムーズに開閉できるか、鍵はしっかりかかるか。
- ドアスコープの有無や状態。
換気扇・通気口
- 各部屋の換気扇が正常に作動するか。
- 不自然な通気口や、外部と直接つながっていそうな隙間がないか(虫の侵入経路になりやすいです!)。私が住んでいた部屋では、トイレの壁に外と繋がる大きな通気口があり、虫に悩まされました。
チェックポイント④:収納(押し入れ・クローゼット)– 見えない部分のカビと湿気に要注意!
収納スペースは、生活感を隠し、部屋をスッキリ見せるために不可欠です。
扉の開閉
- スムーズに開け閉めできるか。
- 内部の広さと状態: 十分な広さがあるか、棚板が歪んでいたり、破損していたりしないか。
カビ臭・湿っぽさ
- 扉を開けた瞬間に、カビ臭さやジメっとした空気を感じないか、鼻を近づけて確認しましょう。
- 壁や床にカビの痕跡やシミがないか、隅々までチェック。
- 押し入れは特に湿気がこもりやすいので、念入りな確認が必要です。
チェックポイント⑤:共用部分と周辺環境 – 住人マナーと騒音源のリアルをチェック!
部屋の中だけでなく、建物全体の雰囲気や周辺環境も、快適な生活を送る上で非常に重要です。
共用部分の清潔度・管理状況
- 廊下、階段、エントランス(あれば)は綺麗に清掃されているか。
- ゴミ捨て場のルールは守られているか、散らかっていないか。
- ポスト周辺にチラシが散乱していないか、壊れているポストはないか。
- 駐車場の利用状況(無断駐車、乱雑な止め方などがないか)。
- これらの状況から、住民のマナーや管理会社の管理体制がある程度推測できます。
周辺の騒音源
- 平日と休日、昼間と夜間など、時間帯を変えて何度か足を運ぶのが理想です。
- 交通量の多い道路、線路、工場、学校、公園、飲食店などが近くにないか。
- 近隣の家からの音(犬の鳴き声、子供の声、楽器の音など)も確認しましょう。
チェックポイント⑥:管理人に質問攻め! – 聞いておきたい「生の情報」
内見を担当してくれる管理人さんは、その物件の「生き字引」のような存在です。
遠慮せずに、気になることはどんどん質問しましょう。
過去のトラブル
「以前、この部屋や隣の部屋で騒音トラブルや水漏れなどはありましたか?」
住民層
「どのような方が多く住んでいますか?(学生、ファミリー、単身者、外国人など)」
修繕履歴・予定
「最近、大きな修繕はありましたか? 今後、修繕の予定はありますか?」
自治会・町内会
「自治会や町内会への加入は必須ですか? 活動内容はどのようなものですか?」
インターネット環境
「光回線の工事は可能ですか? 既に導入されている回線はありますか?」
その他、気になること
ゴミ出しのルール、駐車場の空き状況、ペット飼育の可否など、些細なことでも確認しておきましょう。
4. 「やばい」を回避・軽減するための具体的な対策(元住民の知恵袋)


ビレッジハウスの「やばい」噂は、確かに気になりますよね。
でも、諦めるのはまだ早い! 事前の準備と入居後のちょっとした工夫で、多くの「やばい」は回避・軽減できるんです。
ここでは、私が3年半のビレッジハウス生活で培った、元住民ならではの「知恵袋」を大公開! 入居前と入居後に分けて、具体的な対策をご紹介します。
【入居前にできること】 – 契約前の徹底リサーチが肝心!
「しまった!」と後悔しないためには、契約前の情報収集と準備が何よりも重要です。
内見は「探偵」の目で!妥協は禁物!
前の章で紹介した「内見チェックポイント」を参考に、部屋の隅々まで徹底的に確認しましょう。
「家賃が安いから、これくらいは仕方ないか…」と安易に妥協せず、気になる点は全て管理人に質問してください。
可能であれば、時間帯を変えて複数回内見するのが理想です。昼間は静かでも、夜になると騒がしい…なんてこともあります。
雨の日に内見できれば、雨漏りのリスクや湿気の具合もチェックできます。
契約書は「熟読」必須!特に「特約事項」を見逃すな!
家賃や初期費用だけでなく、退去時の原状回復義務やクリーニング費用、短期解約の違約金など、「特約事項」に重要なことが書かれている場合が多いです。
少しでも疑問に思う点があれば、契約前に必ず確認しましょう。「聞いてないよ!」は通用しません。
複数の物件を比較検討!焦りは禁物!
「この物件しかない!」と焦って契約してしまうのは避けましょう。
同じビレッジハウス内でも、棟や部屋によって状態は大きく異なります。複数の物件を比較検討し、自分にとって最適な条件の部屋を見つけましょう。
他の格安賃貸(UR賃貸など)と比較してみるのも良いでしょう。
【入居後にできること】 – 日々の工夫で「快適」は作れる!
入居後も、ちょっとした工夫と心がけで、ビレッジハウスの「やばい」を軽減し、快適な生活を送ることができます。
湿気・カビ対策は「ルーティン」に!これが最重要!
換気!換気!とにかく換気!:
朝起きたらまず窓を開ける、料理中・入浴後は必ず換気扇を回すなど、こまめな換気を習慣化しましょう。押し入れやクローゼットも定期的に扉を開けて空気を入れ替えるのがポイントです。
除湿アイテムをフル活用:
除湿器、除湿剤、新聞紙など、使えるものは何でも活用しましょう。特に梅雨時期や冬場の結露対策は念入りに。
水回りは使用後に拭き取る:
キッチンやお風呂を使った後は、水滴を拭き取る習慣をつけるだけで、カビの発生を抑えられます。
カビを見つけたら即退治!:
初期段階なら比較的簡単に落とせます。「カビホワイト」のような強力なカビ取り剤も、使い方を守れば心強い味方になります。
虫との戦いは「予防」が鍵!侵入経路を断つ!
隙間という隙間を塞ぐ!:
玄関ドアの下、窓枠の隙間、換気口、エアコンの配管穴など、虫が侵入しそうな場所は、隙間テープやパテで徹底的に塞ぎましょう。私はトイレの古い通気口をダンボールで塞いだだけで、虫の出現率が激減しました。
網戸のチェックと補修:
網戸が破れていたり、ちゃんと閉まらなかったりすると、そこから虫が侵入します。入居時にしっかり確認し、必要なら補修を依頼しましょう。
排水溝対策:
キッチンやお風呂の排水溝には、ネットや専用のフタをして、ゴキブリなどの侵入を防ぎましょう。
こまめな清掃とゴミ処理:
生ゴミを放置しない、部屋を清潔に保つことも、虫を寄せ付けないためには重要です。
忌避剤・殺虫剤の活用:
玄関や窓際に虫除けスプレーをしたり、部屋の隅に置き型の殺虫剤を設置したりするのも効果的です。
騒音対策は「自分も周りも」思いやりで!
自分が騒音源にならないように配慮する:
深夜の洗濯や掃除機、大音量の音楽やテレビは控えましょう。ドアの開閉も静かに。
足音対策:
スリッパを履く、厚手のカーペットや防音マットを敷くなど、床への衝撃音を軽減する工夫を。
窓からの音対策:
厚手のカーテンや防音カーテンは、外部からの騒音をある程度遮断してくれます。
どうしても気になる騒音は管理会社へ相談:
我慢できない騒音は、まずは管理会社に相談してみましょう。直接隣人に苦情を言うのはトラブルの元になる可能性があるので慎重に。
セキュリティ対策は「自己防衛」意識で!
施錠は徹底的に!:
在宅時でも玄関や窓の鍵は必ず閉めましょう。部屋を間違えてドアノブをガチャガチャされることもありました。
窓用補助錠の活用:
簡単に取り付けられる窓用の補助錠は、防犯効果を高めます。
ドアスコープやチェーンロックの確認:
ちゃんと機能するか確認し、必要であれば交換や追加を検討しましょう。
貴重品の管理:
万が一に備え、貴重品の管理はしっかりと。
DIYは「原状回復」を念頭に!許可は必須!
壁に穴を開けたり、壁紙を貼り替えたりするような大掛かりなDIYは、必ず事前に管理会社の許可を取りましょう。
許可が得られた場合でも、退去時の原状回復について確認しておくことが重要です。
剥がせる壁紙や、突っ張り棒を活用した収納など、原状回復しやすい方法で工夫するのがおすすめです。
ただし、ビレッジハウスの壁の塗装は弱いので、両面テープや突っ張り棒でも跡が残る可能性があるので注意が必要です。
これらの対策は、あくまで私個人の経験に基づいたものです。物件の状況や周辺環境によって効果は異なりますし、全てを完璧に行うのは難しいかもしれません。
しかし、少しでも意識して取り組むことで、ビレッジハウスでの生活は格段に快適になるはずです。
「やばい」を「工夫次第で住みやすい」に変えて、お得なビレッジハウスライフを楽しみましょう!
5. まとめ:ビレッジハウスは「やばい」のか? あなたにとっての答えは…
さて、ここまでビレッジハウスにまつわる「やばい」「汚い」「恥ずかしい」といったネガティブな噂の真相から、元住民である私が実際に体験したリアルな日常、そして具体的な対策方法まで、詳しくお伝えしてきました。
結局のところ、「ビレッジハウスは本当に“やばい”のか?」
私の3年半の経験から言える答えは、「一概には言えない。でも、工夫と理解次第で、非常に魅力的な選択肢になり得る」 ということです。
確かに、ビレッジハウスには、
- 建物の古さからくる湿気やカビ、虫の問題
- 様々な人が住むことによるマナーや騒音の可能性
- 最新設備や完璧なセキュリティを求める人には物足りない部分
があるのは事実です。
これらの点は、人によっては「やばい」「住みたくない」と感じる十分な理由になるでしょう。
しかし、その一方で、ビレッジハウスには、
- 圧倒的な家賃の安さと、衝撃的な初期費用の安さ
- 比較的緩やかな入居審査と、保証人不要の心強さ
- 意外と広い間取りや、リノベーションによる快適性の向上
といった、他の賃貸物件にはない、大きなメリットも存在します。
私がビレッジハウスで生活できたのは、これらのメリットが、多少のデメリットを上回ると感じられたからです。
そして、日々の工夫や対策によって、デメリットをある程度軽減できたことも大きな要因でした。
最終的にビレッジハウスを選ぶかどうかは、この記事を読んでくださった「あなた」自身の価値観と、何を優先するかによって決まります。
「とにかく費用を抑えたい!」という方にとっては、ビレッジハウスは最高の選択肢かもしれません。
「多少の古さや不便さは工夫で乗り切れる!」というポジティブな方にも向いているでしょう。
しかし、「絶対に綺麗な新築がいい!」「音に敏感で静かな環境が必須!」という方には、正直なところ、他の選択肢を検討することをおすすめします。
大切なのは、ネット上の「やばい」という言葉だけに惑わされず、この記事で紹介したようなリアルな情報や対策、そしてご自身の目で確かめた内見の結果をもとに、総合的に判断することです。
「恥ずかしい」「貧乏くさい」といった周りの目を気にするよりも、自分にとって本当に快適で、納得のいく住まいを選ぶことが、幸せな生活への第一歩だと私は信じています。
このブログが、あなたのビレッジハウスに対する不安を少しでも解消し、後悔のない部屋選びの一助となれば、元住民としてこれほど嬉しいことはありません。
もし、あなたがビレッジハウスに少しでも可能性を感じたなら、まずは
あなたの新しい生活が、素晴らしいものになることを心から応援しています!