- ビレッジハウス、家賃は信じられないくらい安いけど…
- その分、光熱費が高いって本当?
- 特に、プロパンガスの部屋が多いって聞くけど…ガス代が都市ガスの倍になるなら、結局意味ないじゃん!
ビレッジハウスを検討する誰もが、一度は必ずこの「光熱費問題」に突き当たります。
せっかく家賃を抑えても、毎月の光熱費が高くついて、トータルで見たら他の物件と変わらない、なんてことになったら最悪ですよね。
その不安、そしてその鋭い視点、非常によく分かります。

こんにちは!8回の引越しを経験し、ビレッジハウスに3年半住んだ元住民、「びれっじくん」です。
私が住んでいた部屋も、皆さんが最も恐れているであろう「プロパンガス」の物件でした。
工夫次第で、プロパンガスのガス代は月3000円台(一人暮らし)に抑えられました。
そして、今私が住んでいる、同じくプロパンガスの物件と比べても、光熱費はほとんど変わりませんでした。
もちろん、大昔に住んでいた都市ガスの部屋では、ガス代が月2000円台だった記憶もあるので、「プロパンガスが高い」というのは事実です。
しかし、それは「ビレッジハウスだから特別高いわけではなく、工夫次第で乗り切れる」というのも、また真実なのです。
この記事では、そんなあなたの疑問に全てお答えするため、
- 私が実際に支払っていた、リアルな光熱費の請求額
- 最強の敵「プロパンガス」と賢く付き合うための、涙ぐましい節約術
- 猛暑を「我慢せず」に乗り切った、エアコンの活用法
まで、私の生活の全てを、包み隠さず「全告白」します!
そして、ここで身につけたスキルは、今の私の生活でも大いに役立っています。
「安い家賃」の裏側にある、光熱費の真実。
この記事を読めば、あなたの不安は「これならやれるかも!」という具体的な自信に変わるはずです。
【第1章】結論:ビレッジハウスの光熱費は「普通」です!元住民のリアルな請求額を全公開
本題に入る前に、皆さんが一番知りたいであろう結論から、ハッキリと申し上げます。
ビレッジハウスの光熱費は、果たして高いのか、安いのか。
答えは「良くも悪くも、ごくごく普通」です。
「え、プロパンガスなのに?」と驚かれるかもしれませんね。
もちろん、何も考えずに生活すれば、ガス代を中心に高騰する可能性はあります。
しかし、後ほど詳しくお話しする「工夫」をすることで、光熱費は一般的な賃貸物件と何ら変わらないレベルに抑えることができました。
まずは、論より証拠。
私がビレッジハウスに住んでいた頃に支払っていた、一人暮らしのリアルな1ヶ月の光熱費を、ここに全公開します。
【請求書を再現】私の光熱費、ぶっちゃけこうでした!
費用項目 | 通常期 (春・秋) | ピーク期 (夏・冬) | 備考 |
---|---|---|---|
電気代 | 約3,000円台 | 約4,000円~5,000円 | エアコンをフル活用する時期 |
ガス代 | 約3,000円台 | 約4,000円~5,000円 | プロパンガス。冬場にお湯を使うと高くなる |
水道代 | 約3,000円台 | 約3,000円台 | 2ヶ月に一度の請求を月割計算 |
合計 | 約9,000円~ | 約11,000円~13,000円 |
いかがでしょうか?
一人暮らしの光熱費として、特別高くも、安くもない、非常に現実的な数字だと思いませんか?
「特別高いわけではない」のが真実
現に、私は今もプロパンガスの物件に住んでいますが、毎月の光熱費は、このビレッジハウス時代とほとんど変わりません。
この事実が示しているのは、「ビレッジハウスだから光熱費が高い」という先入観は、必ずしも正しくない、ということです。
もちろん、大昔に住んでいた都市ガスの部屋では、ガス代が月2000円台だった記憶もあるので、「プロパンガスが高い」というのは紛れもない事実です。
しかし、それはビレッジハウス特有の問題ではなく、「プロパンガスの物件」全般に言えることなのです。
ただし、この金額は「工夫した結果」です!
「なんだ、普通なら安心した」
そう思うのは、まだ早いかもしれません。
この「月々1万円前後」という光熱費は、私が涙ぐましい努力と工夫を重ねた結果、達成できた数字です。
もし、何も考えずに生活していたら、特にプロパンガス代は、もっと高くなっていたことでしょう。
では、どうやって最強の敵「プロパンガス」を攻略し、猛暑を乗り切り、この金額を実現したのか?
次の章から、その具体的な「戦いの記録」を、余すところなくお伝えしていきます!
まずは、具体的な金額を見て、少し安心していただけたでしょうか。
光熱費は、物件のスペック以上に「住む人の工夫」が大きく影響します。
次の章では、皆さんが最も恐れる「プロパンガス」との仁義なき戦いについて、詳しくお話しします!
【第2章】【ガス代編】最重要課題!月3000円台に抑えた「プロパンガス」との仁義なき戦い
光熱費の中でも、家計に最も大きな影響を与え、そして私たちの頭を悩ませるのが「ガス代」、特に「プロパンガス(LPガス)」です。
「プロパンガス=高い」というイメージは、残念ながら事実。
私もこの最強の敵と、3年半にわたり死闘を繰り広げてきました。
しかし、その戦いの末に、私はプロパンガス代を月3000円台に抑え込むことに成功したのです。
この章では、その「仁義なき戦い」の全貌と、私が実践した具体的な節約術をご紹介します。
1. 基礎知識:なぜプロパンガスは都市ガスより高いのか?
対策を語る前に、なぜプロパンガスが高いのかを簡単に知っておきましょう。
- 配送コスト
都市ガスが地下のガス管を通って自動で供給されるのに対し、プロパンガスはガスボンベを1軒1軒に車で配送・交換する必要があります。この人件費や運送費が、料金に上乗せされています。 - 価格設定
都市ガスは公共料金として国の認可が必要ですが、プロパンガスは自由料金。ガス会社が比較的自由に価格を設定できます。
つまり、プロパンガスが高いのは、ある意味で仕方がないことなのです。
だからこそ、私たち消費者側には、賢く使う「工夫」が求められます。
2.【私が実践した節約術①】給湯温度を制する者は、ガス代を制す!
ガス代が最も跳ね上がる原因。
それは、間違いなく「お湯を沸かすこと」です。
つまり、給湯器のスイッチを押させなければ、ガス代は驚くほど安くなるのです。
そのために、私が実践していた、少しストイックな方法がこちらです。
夏場は「水シャワー」を基本とする
「え、正気!?」と思われるかもしれませんね。
もちろん、真夏でも水は冷たいです。
しかし、暑い日中に汗だくで帰ってきた後の水シャワーは、むしろ最高に気持ちが良いものです。
これを実践するだけで、夏場のガス代は、ほぼ基本料金のみに近づきます。これは最も効果的な節約術でした。
冬場は「湯船には浸からない」と心に決める
冬の水シャワーは、さすがに命の危険があるので無理です。
しかし、ガス代の観点から見れば、お風呂にお湯を張る(湯船に浸かる)のは、まさにガス代を湯水のように使う行為。
私は、湯船に浸かるのは月に数回の「ご褒美」と決め、普段はシャワーだけで済ませるように徹底していました。
3.【私が実践した節約術②】シャワーヘッドを止めろ!その一滴が命取り
シャワーを使う際も、油断は禁物です。
- シャンプー中に、シャワーを出しっぱなしにする
- 体を洗っている間も、お湯を流し続ける
これらは、ガス代と水道代をドブに捨てているのと同じです。
私が徹底していたのは、「こまめに止め、こまめに出す」という、非常に地道な作業。
- 髪を濡らす→止める→シャンプーする→出す→流す→止める…
この繰り返しです。
面倒に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば無意識にできるようになります。
この地道な努力が、毎月数百円、年間で数千円の差を生むのです。
私の戦い方、少し極端に感じましたか?
でも、プロパンガスという強大な敵と戦うには、これくらいの覚悟と工夫が必要だったのです。
そして、この経験は、今の私の生活でも大いに役立っています。
さて、ガス代を抑え込んだところで、次の敵は「電気代」。
次の章では、「我慢しない」をモットーにした、現実的なエアコン節約術をお話しします!
【第3章】【電気代編】「我慢しない」が掟!猛暑と戦うエアコン節約術
ガス代であれだけストイックな節約を語っておきながら、矛盾しているように聞こえるかもしれません。
しかし、電気代、特に夏のエアコン代に関しては、私の掟はただ一つ、「我慢しない」でした。
なぜなら、うだるような暑さの中でエアコンを我慢し、熱中症になって倒れてしまっては、節約も何もあったものではないからです。
医療費の方がよっぽど高くつきますし、何より健康が一番大切。
だからといって、ガンガンに冷房を効かせていては、電気代の請求額が大変なことになってしまいます。
私が目指したのは、「我慢はしない。でも、無駄も徹底的に省く」という、賢いエアコンとの付き合い方です。
1. 大前提:エアコンは我慢するな!熱中症の方が高くつく
これはもう、何度でも言わせてください。
特に、ビレッジハウスのような鉄筋コンクリートの建物は熱がこもりやすく、室内でも熱中症になるリスクは十分にあります。
少しでも「危ないな」と感じたら、迷わずエアコンのスイッチを入れてください。
これは、節約術以前の、命を守るための大原則です。
2.【設定の極意】リモコン「29℃設定」・風量「自動」が私の最適解だった
「我慢しないと言っても、設定温度は何度にすればいいの?」
その疑問、よく分かります。
私が3年半の最上階生活でたどり着いた、最も効率的で、かつ無理なく快適に過ごせる「黄金設定」がこれです。
リモコンの設定温度は、思い切って「29℃」に!
「え、29℃!?暑くない!?」と思いますよね。
私も最初はそう思っていました。
しかし、実際にエアコンのリモコンを「29℃」に設定してみると、エアコンは室温をその温度に保とうと頑張ってくれるため、実際の室温は体感で大体27℃〜29℃の間に収まることがほとんどでした。
もちろん、部屋の中で動くと少し汗ばむかな、と感じることはあります。
でも、そんな時は扇風機やサーキュレーターの風を直接体に当てるだけで、十分に快適に過ごせるのです。
常に26℃や27℃に設定して部屋全体をキンキンに冷やすよりも、はるかに体に優しく、そして何より経済的です。
風量は絶対に「自動運転」を選ぶ!
節約しようとして風量を「弱」に設定していませんか?
実はこれ、逆効果になることが多いんです。
「自動運転」は、最初に一気にフルパワーで部屋を冷やし、設定温度に近づいたら自動で微風に切り替えてくれる、最も効率的なモード。
常に「弱」でダラダラと運転し続けて設定温度を目指すよりも、トータルの消費電力は少なくなるのです。
「リモコン29℃設定」+「自動運転」+「扇風機の合わせ技」。
これが、私がたどり着いた、我慢せずに電気代を抑えるための最適解でした。
騙されたと思って、ぜひ一度試してみてください。
3.【最強の外部装備】ダイソーの「ウインドオーニング(日よけ)」が神だった話


エアコンの効率を上げるには、室内の設定だけでなく、「いかに室温を上げないか」という外部からの対策が非常に重要です。
そこで私が導入し、絶大な効果を実感したのが、ダイソーで手に入れた「ウインドオーニング(日よけ)」でした。
ベランダの窓の外側に、この日よけを設置する。
たったこれだけのことで、窓から差し込む直射日光を物理的にカットし、室温の上昇を劇的に抑えることができました。
これは、遮光カーテンが「室内で熱をブロック」するのに対し、「そもそも熱を室内に入れない」という発想。
明らかにこちらの方が効果は上です。
300円(当時)の投資で、夏の快適さがここまで変わるのかと、本当に驚きました。





今の家では窓に挟んで取り付けてます。
4.【落とし穴】エアコンと遮光カーテンの「意外な相性問題」に注意!
日差しを遮る最強アイテム「遮光カーテン」。
しかし、使い方を間違えると、かえって電気代を上げてしまう「悲しい落とし穴」があることを、私は身をもって体験しました。
私の部屋は、エアコンが窓のすぐ上にある、よくある配置でした。
ある猛暑の日、私は良かれと思って遮光カーテンをピッチリと閉め、エアコンを「自動運転」にして外出しました。
しかし、帰宅してみると、部屋は十分に冷えているのに、エアコンはなぜか「強」モードでゴウゴウと音を立てて運転し続けていたのです。
「なぜ!?」と原因を探ってみると、犯人はカーテンでした。
カーテンに日光が当たって溜め込まれた熱が、カーテンレールの上部の隙間からモワ〜っと上昇。
それを、すぐ上にあったエアコンが「うわっ、この部屋まだ暑いやん!」と勘違いして、いつまでもフルパワーで運転し続けていたのです。
窓の上にエアコンがある部屋では、カーテンを閉めるだけでなく、サーキュレーターで部屋の空気をしっかり循環させることが非常に重要です。
エアコンが部屋全体の正しい温度を認識できるように、空気の流れを作ってあげましょう。
5.【地道な内部改革】原状回復OK!なLED電球への交換
これはすぐに効果が出るものではありませんが、長期的に見れば確実に電気代を節約できる方法です。
部屋の照明を、備え付けの蛍光灯や白熱電球から、消費電力の少ない「LED電球」に交換します。
もちろん、退去時には元の電球に戻せるように、外した電球は大切に保管しておきましょう。
この「原状回復」を意識すれば、賃貸でもできることはたくさんあります。


どうでしょう?
「我慢しない」と言いながらも、やるべきことは意外とありますよね。
でも、健康を犠牲にする節約は長続きしません。賢く、無理なく続けることこそが、本当の節約術なのです。
さて、最後の光熱費「水道代」はどうだったのか?
次の章では、私の「頑張らない節約」についてお話しします。
【第4章】【水道代編】ここは頑張らない!メリハリ節約のリアル
さて、ここまでガス代、電気代と、私の涙ぐましい節約術をお話ししてきました。
「びれっじくん、すごいストイックだな…」と感じた方も多いかもしれませんね。
しかし、私も全ての光熱費に、同じ熱量で戦いを挑んでいたわけではありません。
ここで、元住民として、正直に告白します。



水道代は、あまり気にしませんでした。
「え、節約家じゃなかったの!?」と思いますよね。
もちろん、水をジャージャーと無駄遣いしていたわけではありません。
しかし、ガス代や電気代ほど、神経質になって節約を頑張ってはいませんでした。
なぜ、水道代は「頑張らなかった」のか?
その理由は、「労力対効果」を考えた結果です。
料金へのインパクトが小さい
水道料金は、多くの場合2ヶ月に一度の請求で、基本料金も含まれています。
そのため、毎日必死に節水を頑張っても、請求額へのインパクトは、ガス代や電気代に比べてかなり小さいのが現実です。
数十円、数百円の節約のために、日々の快適さを大きく犠牲にするのは、私には合いませんでした。



実際に節水チャレンジしましたが、料金に大差ありませんでした。
頑張るべきは「ガス」と「電気」
光熱費という大きな敵と戦う上で、全ての戦線で全力を出す必要はありません。
最も手強く、家計に大打撃を与える「プロパンガス代」と「夏の電気代」。
この二大巨頭を叩くことに全リソースを集中させ、水道代はある意味「捨て駒」と割り切る。
これが、ストレスなく節約を続けるための、私の戦略でした。
私の「メリハリ節約」、いかがでしたか?
完璧を目指さない。力を入れるべきところと、抜くところを見極める。
これが、無理なく、そして楽しく節約を続けるための、一番のコツだと私は思っています。
さて、長かった光熱費との戦いも、これで終わりです。
最後の章では、このビレッジハウスでの経験が、今の私の生活にどう活かされているのか、総まとめをお話しします!
【まとめ】ビレッジハウスでの経験は「一生モノの節約スキル」になった!
さて、ここまで私のビレッジハウスでのリアルな光熱費と、その赤裸々な節約術についてお話ししてきました。
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
最後に、この記事の結論をもう一度おさらいしましょう。
- ビレッジハウスの光熱費は「普通」!
私が実際に支払っていた金額は、今住んでいるプロパンガスの物件と大差ありませんでした。「ビレッジハウスだから特別高い」ということはない、というのが私の結論です。 - でも、工夫は不可欠!
プロパンガス代は夏場の水シャワーで抑え、エアコンは「29℃設定+自動運転」と日よけで賢く使う。そして水道代は頑張りすぎない。この「メリハリ」こそが、ストレスなく節約を続ける秘訣でした。
そして、3年半のビレッジハウス生活を終え、今になって思うことがあります。
それは、この家で過ごした日々は、単に家賃を安く抑えられただけでなく、これからの人生において、お金以上に価値のある「スキル」を私に与えてくれた、ということです。
「どうすれば、限られたリソース(お金や設備)で、快適さを最大化できるか?」
プロパンガスや、少し古い設備といった「ちょっとした不便さ」と向き合う中で、私は常にこのことを考え、工夫する癖がつきました。
それは、ただ我慢するのではなく、知恵を絞り、時には割り切るという、たくましく生きるための生活術そのものでした。
ここで身につけたスキルは、今の私の暮らしを支え、そしておそらく、この先どこに住むことになっても役立ってくれる「一生モノの財産」になったと、心から感じています。
もし、あなたが今、ビレッジハウスの光熱費に不安を感じているなら、それは逆にチャンスなのかもしれません。
その環境は、あなたをたくましく成長させ、豊かな生活の知恵を授けてくれる「最高の道場」になる可能性があるのですから。
この記事が、あなたの光熱費への不安を解消し、「これなら自分にもできるかも!」という自信に繋がったなら、元住民として、これほど嬉しいことはありません。