はじめまして。ビレッジハウスの5階に3年半住んでいた元住民の「びれっじくん」です。

ビレッジハウスでの生活を終え、今は別の場所で暮らしていますが、皆さんが抱えるビレッジハウスに関する疑問や不安を解消したいという思いは変わりません。このブログでは、私が実際に体験した「リアル」だけを正直にお伝えし、皆さんの住まい探しの手助けをしていきたいと思っています。

さて、今回は非常に多くの方からご質問をいただくテーマ、「生活保護とビレッジハウス」について、私の知る限りの情報と、私自身の経験に基づいたアドバイスを交えてお話しします。

生活保護受給中でもビレッジハウスは入居可能なのか？

まず結論からお話しすると、生活保護を受給しながらビレッジハウスへの入居を目指すことは可能だと考えられます。

「え、本当？」と思われるかもしれませんね。なぜそう言えるかというと、ビレッジハウスは一般的な賃貸物件と比べて、入居審査が比較的柔軟であるという特徴があるからです。

私自身は生活保護を受けていたわけではありませんが、フリーランスで収入が不安定な時期もありました。その経験から、収入証明が難しい方や、審査に不安を抱えている方の気持ちはよく理解できます。ビレッジハウスは、保証人が原則不要である点や、保証会社の利用が必須ではない点など、他社にはないメリットがあるため、生活保護受給者の方でもチャンスがあると感じています。

ただし、これは「絶対に大丈夫」という意味ではありません。あくまでも「可能性はある」というレベルの話です。ここからは、その可能性を現実にするために知っておくべきポイントを具体的にお伝えしていきますね。

住宅扶助とビレッジハウスの家賃について

生活保護を受給している方がお部屋を探す場合、最も重要なのが「住宅扶助」という制度です。これは、家賃相当額が国から支給される制度のことですね。

多くの方が気にするのは、「ビレッジハウスの家賃は、この住宅扶助の範囲内に収まるのか？」ということだと思います。

住宅扶助の基準額とビレッジハウスの家賃

住宅扶助には、お住まいの地域や世帯人数によって上限額が定められています。ビレッジハウスの家賃は、築年数が経過している分、一般的な新築物件や築浅物件に比べて安価に設定されていることが多いです。この「安さ」が、住宅扶助の基準額に収まりやすいという大きなメリットになる可能性があります。

もし、現在お住まいの家賃が住宅扶助の上限を超えている場合、ケースワーカーさんから転居を指導されることがあります。まさに、このタイミングでビレッジハウスのような家賃の安い物件が選択肢に入ってくるわけです。

事前の確認が何よりも重要です

私が経験者として最も強調したいのは、必ず事前にケースワーカーさんと相談し、入居したい物件の家賃が住宅扶助の範囲内であるかを確認してもらう必要があるということです。

ビレッジハウスの物件が気に入ったとしても、行政の定める基準額を大幅に超えてしまうと、全額を住宅扶助として認められない可能性が高まります。そうなると、自己負担が増えてしまい、せっかく固定費を抑えたいのに本末転倒になってしまいますよね。

審査を通過するためにケースワーカーと連携しよう

ビレッジハウスの審査に通るかどうかは、担当部署の判断によりますが、生活保護受給者が入居を目指す場合、あなたの生活を支えてくれるケースワーカーさんの協力が鍵となります。

収入証明とケースワーカーの紹介状

一般的な賃貸審査では収入証明として給与明細や源泉徴収票を提出しますが、生活保護受給者の方の場合は「生活保護費」が収入源となります。

ビレッジハウスの審査部門に、ケースワーカーさんから「この方は〇〇という理由で生活保護を受給されており、家賃は住宅扶助で賄うことができる」といった内容の証明や紹介状を出してもらうことができれば、審査は非常にスムーズに進む可能性が高まります。

逆に、ケースワーカーさんの了解が得られていない状態で申し込みを進めてしまうと、審査の過程で戸惑いが生じ、結果的に審査に落ちてしまう原因になりかねません。

審査が通りにくいケース

具体的にどのような場合に審査が難しくなるかというと、主に以下の点が考えられます。

• ケースワーカーさんが転居に難色を示している場合。
• 住宅扶助の基準額を大幅に超える家賃の物件を選んでしまった場合。
• 過去に家賃滞納などのトラブル履歴がある場合（これは生活保護とは関係なく、一般的な審査のネックになります）。

ビレッジハウスの審査は、収入の安定性よりも「家賃を確実に支払う意思と方法があるか」を重視する傾向があるため、住宅扶助という確実な支払い手段があることは、むしろ強みになる場合が多いのですよ。

びれっじくんからのメッセージ：まずは行動あるのみです

ここまで、生活保護とビレッジハウスの入居について、現実的な視点でお話ししてきました。

私がビレッジハウスに住んでいたのは、経済的な自由を得るために家賃を極限まで抑えたかったからです。世間体や見栄を張らず、合理的に生活費をコントロールすることは、その後の人生を豊かにするためにとても重要だと感じています。

生活保護を受けていることは、決して恥ずかしいことではありません。それは、国があなたを支えるための制度です。大切なのは、その制度を最大限に活用し、少しでも良い生活環境を整えることです。

もし「生活保護でも入れるかな？」と悩んでいるなら、まずはあなたの担当ケースワーカーさんに、正直に「ビレッジハウスのような物件に住んでみたい」と相談してみてください。その一歩が、あなたの新しい生活のスタートラインになります。

家賃が安いことで浮いたお金は、生活を豊かにするための自己投資に使えます。どうか前向きに、あなたらしい住まい探しを進めていってくださいね。応援していますよ。