今まさにこれからビレッジハウスに住もうか迷っている方、あるいは住んでいるけれどカスタマイズに踏み出せない方へ、こんにちは。「びれっじくん」です。

私はビレッジハウスの5階で3年半、色々な工夫を凝らしながら過ごしてきました。

家賃を抑えることはできましたが、その分、自分好みの空間にするためには、ある程度の「DIY」が必要だったんです。

ただ、賃貸ですからね、「後で大変なことになったらどうしよう」という不安、すごくよく分かります。

退去時のことを考えると、なかなか大胆な行動に出られないものです。

今回は、私が経験から学んだ、「ビレッジハウスでどこまでなら安全にカスタマイズできるのか？」という、賃貸DIYの限界と、原状回復が可能な賢いテクニックについて、私の実体験も交えて、赤裸々にお話ししていきますね。

賃貸DIYの「絶対的なルール」とビレッジハウスの現実

まず、大前提としてお伝えしたいことがあります。

賃貸物件である限り、私たちは「借りている」状態であり、契約終了時には「借りた時の状態に戻す」義務があります。これが原状回復義務ですね。

ビレッジハウスの公式サイトで、DIYに関する細かい規約がパッと見つからないのは事実です。

だからこそ、私たちは「一般的な賃貸のルール」をベースに、最大限のリスク回避を考えなければなりません。

原状回復の基本的な考え方

経験から言うと、以下の2点を覚えておけば間違いありません。

1. 故意・過失による損傷は自己負担
   派手に壁を傷つけたり、自分で何かを破損させたりした場合は、修理費用を請求される可能性が高いです。
2. 通常損耗や経年変化は大家さんの負担
   例えば、家具を置いていた場所にできるわずかな凹みや、自然な日焼けなどは、気にしすぎる必要はありません。むしろ、過剰に気にしすぎて何もできなくなる方が、精神衛生上良くありませんからね。

私が一番気を付けていたのは、「構造物に恒久的な変更を加えない」ことでした。たとえば、壁に釘やネジを打つ行為は、石膏ボードの壁であっても原則として避けるべきです。もし退去時に処理が甘ければ、修理費用として請求される可能性があるからです。

びれっじくんが実践した「安全な」カスタマイズ術

固定費を抑えられた分、その浮いたお金を「いかに部屋を快適にするか」に使うのは合理的な選択です。私は、以下の「貼る」「置く」「突っ張る」の3原則を守って、5階の部屋を自分色に染めていましたよ。

1. 壁のカスタマイズ：穴を開けずに「変化」を生む

壁紙を張り替えるのは論外ですが、雰囲気を変えるのは諦める必要はありません。

• マスキングテープと両面テープの組み合わせ
  これが私の神アイテムでした。まず壁にマスキングテープを貼ります。その上から、ポスターやパネルを貼りたいものに応じた賃貸用（強力すぎない）両面テープで固定するんです。マスキングテープが壁紙と両面テープの緩衝材になってくれるので、剥がすときに壁紙が一緒にめくれるリスクを劇的に減らせました。
• 貼ってはがせる壁紙・シートの活用
  キッチン周りやクローゼットの中など、限定的なエリアに挑戦しました。ただし、これは要注意です。特に夏場や湿気の多い場所では、剥がすときに粘着剤が残ったり、元の壁紙を傷つけたりするリスクがあります。私は、目立たない場所で必ず「試し貼り・試し剥がし」をしてから、全体の施工に移っていました。

2. 床の印象を変える「置くだけ」テクニック

ビレッジハウスの床は、物件によって様々ですが、もしクッションフロアなどで安っぽく感じたとしても、床の張り替えは絶対にできません。そこで私が選んだのは、「上から完全に隠す」方法です。

• フロアタイル・カーペットの上敷き
  工事不要で敷くだけのフロアタイルや、ジョイントマット（見た目が良いもの）、大きなラグを組み合わせて、床全体を覆ってしまいました。特にフロアタイルは、部屋の雰囲気をガラッと変えられるのに、退去時は持ち出すだけ。最高の投資でした。
• 家具の配置で視線をコントロール
  大きな本棚やカーテンのドレープを工夫して、床の一部が見えないようにするだけでも、印象は大きく変わりますよ。

3. 既存設備を最大限に活用する「突っ張り棒」の魔力

突っ張り棒は、賃貸DIYの救世主です。構造体に負担をかけないので、基本的に原状回復OKとされています。（ただし、天井や壁に強く押し付けすぎて跡が残らないよう、フェルトなどを挟む工夫は必要です。）

• デッドスペースの棚化
  玄関や廊下、押し入れの中などで、突っ張り棒を渡して「棚」を作りました。これで収納力が格段にアップしました。
• 簡易的な間仕切り
  リビングとダイニングの間など、構造上問題ない位置に突っ張らせて、カーテンレール代わりに使うことで、光や視線を調整しました。

自分で判断がつかない時の「最終確認」の重要性

ここまでご紹介したテクニックは、私の経験上、安全性が高いとされるものばかりです。

しかし、繰り返しになりますが、ビレッジハウスはフランチャイズ展開されているため、物件ごとの管理体制や、担当者さんの判断基準が異なる可能性もゼロではありません。

特に心配なカスタマイズ（例えば、貼ってはがせるシートでも、広い範囲に使う場合など）を検討する際は、必ず入居前に管理会社やビレッジハウスのカスタマーサービスに「この作業を行いたいのですが、退去時に原状回復費用は発生しますか？」と確認を取ることを強くおすすめします。

「どうせ数年しか住まないから」と後回しにせず、できる範囲で「自分の城」を作っていくプロセスこそが、家賃を抑えることで得られる経済的自由を、精神的な豊かさに変える秘訣だと私は信じています。

ビレッジハウスは、私たちのライフプランに合わせて柔軟に活用できる、素晴らしい選択肢です。小さな工夫を積み重ねて、あなたが経済的にも精神的にも快適に過ごせる空間作りを応援していますよ。さあ、あなたらしいカスタマイズで、最高の住まいを手に入れましょう！